関係企業・団体 “良い街”へ熱意を語る 会場からは意見・要望も
基調講演の後に行われたパネルディスカッションでは再開発に関係する横浜市役所、京浜急行電鉄、京急百貨店、上大岡連合町内会、上大岡中央商店街から5人が登壇。現状や今度の展望などを説明した。
横浜市
最初に登壇したのは横浜市都市整備局市街地整備推進課市街地整備推進担当の田川和弘課長。「上大岡駅は乗降客数、バスの発着本数などから見ても市内有数の駅で、横浜市都市計画マスタープランの地域拠点に設定されている」とエリアの重要性を語った。
京急電鉄
続いて登壇したのは京急電鉄新しい価値共創室エリアマネジメント推進担当の佐々木忠弘課長。地域で活動する人をつなげることで、エリア価値向上を目指す「newcalプロジェクト」について説明を行い「当社が既にあるものをつなぐ触媒になりたい」との決意を示した。
百貨店
京急百貨店からは渡邉博幸企画開発本部営業計画部ゼネラルマネージャー兼広報・CSR部ゼネラルマネージャーが登壇。オープンから「需要の変化を捉え信頼される」百貨店を目指してきたことをアピールした。また、「空間と時間を楽しむには何が必要か。成長の役に立ちたい」との考えを示した。
連合町内会
上大岡連合町内会を代表して登壇したのは福嶋浩之総務。住民の防災・防犯に対する意識が高く連合町内会としても災害対策に力を入れていることを説明。また元禄年間から続くとされる鹿嶋神社の「的射」を挙げ、伝統文化の面でも魅力があることを訴えた。
商店街
パサージュ上大岡に位置する上大岡中央商店街共同組合の井上勝美理事長が語ったのは過去の再開発について。同商店街がB地区とC南地区の再開発を経て現在の位置に落ち着いた経緯を語った。さらに「人間関係作りをし、住みやすい街を考えたい。今後の展開が楽しみ」と力を込めた。
「若い人も入れ検討を」
会場の参加者からも様々な意見、要望が飛んだ。以下一部、「街の目玉がない」「検討組織に若い人と女性を入れてほしい」「大岡川を生かした再開発を」など。上大岡マスタープランの会山野井正郎会長は「今回の意見を参考に検討を重ねる」と話した。