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長引くコロナで収入減厳しく…家計の見直しどこから/20代パート女性相談

mymo

FPオフィス「フォルテシモ」へ依頼されたお客さまの家計簿を、mymoで診断する【うちの家計簿】今回は28歳女性、パート勤務のAさん。会社員の夫と二人暮らしです。

20代パート勤務Aさんの相談内容

コロナの影響でパート収入が減り続けています。2年前は100万円あった収入が今年は60万円になる見込みです。夫も残業が無くなり、年収が50万円ほど減りました。パートの収入は今後もっと少なくなるかもしれませんし、夫の収入が元に戻る日が来るかも分かりません。家計の見直しをしたいのですが、何から始めたらよいでしょうか。

20代パート勤務Aさんの家計簿は・・・?

夫婦二人、収入の合計が24万円です。コロナ前から見ると世帯での年収が100万円近く減少しており、その中で手取りの12%程度が貯金できています。現在の貯金残高が150万円。今後もさらに収入減の可能性があるとのことです。

固定費を徹底的に見直しましょう!

【画像出典元】「stock.adobe.com/Wordley Calvo Stock」

コロナ禍が続く中で家計に収入減の影響が出ている家庭も多いのではないでしょうか。短期間でしたら耐えられる収入の減少も1年、2年と続くと、貯蓄が底をついてしまうということもあるかもしれません。家計で見直せる支出がないか、早めに確認をすることが大切です。

支出の中で、まず見直したいのが「固定費」です。

固定費とは住居費、電気代、ガス代、水道代の水道光熱費、携帯料金の通信費等の毎月必ず一定額の支払いが発生する支出のことです。
契約時に口座やクレジットカードから引き落とす手続きを設定し、その後現金で支払うことなく自動的に引き落としで支払っている場合は、どうしても「支払っている」という意識が薄くなります。 ずっと同じところで契約したまま、見直したことがないという方も多いのではないでしょうか。

固定費は一度の見直しで効果が持続します。まず「固定費」の見直しを徹底的に行いましょう。

通信費

現在契約されているプランの内容が分かるものを用意し、通話、データ通信料などがご自分の使用方法にあっているか確認します。まず、現在のプラン内容に無駄がないか確認をすることが大切です。

プラン内容の確認ができたら、キャリアを変更した場合の料金を調べてみましょう。
大手キャリアだけではなくサブブランド等でも比べてみることが大切です。

●Aさんの場合
大手キャリアで月平均7000円を支払っていましたが、サブブランドへの乗り換えで月額2800円程度になりました(3GB、かけ放題)。月4200円の支出を抑えることができ、夫婦二人で、月8400円の節約となります。

電気代

まず、通信費と同様に現在の契約内容を確認します。
電気代は、アンペア数、電気使用量を確認、月によって使用量、料金なども変わってきますので複数月の料金が分かるとより比較がしやすくなります。
電気料金の比較サイトなどがありますので、自分の使用量等を入力して具体的にシミュレーションしてみましょう。料金が下がるだけでなく、プランによってはポイントが加算され、さらにお得になることもあるので比較検討してみましょう。

●Aさんの場合
電力会社を変更することで年間5000円程度電気料金が下がることが分かりました。

ガス代

まず、都市ガスかプロパンガスか、ご自分が契約しているガスの種類を確認しましょう。
2017年4月より都市ガスの自由化が行われました。プロパンガスだけでなく、都市ガスの場合でも切り替えを検討することができます。

ガス代の場合も今までの使用量、料金の記録を確認し、ガス料金の比較サイト等を利用しシミュレーションしてみましょう。
基本料がどのくらいかかるのか、複数の月の使用状態を確認し料金の比較をしてみましょう。

●Aさんの場合
プロパンガスでの契約でしたが、過去1年の使用量、料金の分かる明細を保存されていたためそれぞれの月でガス会社を切り替えた場合の料金を比べたところ、月300~2000円程度安くなることが分かりました。

違約金に注意しましょう

電気、ガスも契約内容により違約金が発生する場合があります。
長期契約が前提となっているプランや、設備などがリース契約になっていると違約金が発生することもあります。

現在ご加入のプランで違約金が発生するのか確認することも必要です。契約時に十分説明を聞き、重要な書類は保存するようにしておきましょう。

パート収入、残業代がなくても生活できるように

これからは、Aさんのご家庭のパート収入、残業代を除いた収入で生活できるようにしておきましょう。Aさんがおっしゃるように、いつ以前の収入に戻るのか、今は先の見えない状況です。収入増が見込めない間は、できる限り無駄な支出を減らしましょう。

現在の月々の貯金を除いた支出が21万円です。通信費、電気、ガス料金の見直しを行うことで支出が1万円削減できれば支出の合計が20万円でおさまります。

当面は20万円以内で生活することを考え、残業代などがある場合は貯金するようにし、常に半年分の生活費120万円以上は貯金を持っておくようにしておきましょう。

在宅ワーク・ステイホームの増加で水道光熱費の見直しが重要に

【画像出典元】「stock.adobe.com/裕貴 由野」

電気、ガス料金の記録をとっている方は、コロナ前の料金と比較してみてください。
在宅ワーク、ステイホームの増加で電気、ガス料金の支払いが増えている家庭も多いのではないでしょうか。交際費、外食費は減っている家庭もあると思いますが、今こそ、水道高熱費の見直しに取り組んでみてください!

エアコンの冷房を28度にする、電球をLED電球に替える、お風呂は間隔を空けずに入るなど、使用方法についてもご家族で話し合って協力して取り組んでみてください。アプリなどで年、月、日ごとの料金を確認することも、意識が高まり節約につながると思います。確認してみてください。

アドバイスを受けたAさんの感想

電気の契約が自由になっていることは知っていましたが、ガス会社も変更できることは知りませんでした。電気、ガスを複数の会社で見積もり、説明を聞いて変更することにしました。携帯の乗り換えも、店頭に行かずにできるか最初は少し不安がありましたがやってみたら、WEBでの申し込みでスムーズにできました。

今、月々1万円支出が削減できたのはとても大きいです!続いてWIFIの通信料の見直しを行っていますが月1000円以上安くなりそうです。今後も月々赤字を出さず、できる限り貯金は継続していこうと思います。

家計簿診断を終えて

「収入が減って苦しい、どこを減らせばいいか」というご相談がこのところ増加しています。まずは固定費の節約から取り組んでみてください。固定費には「保険料」も含まれますが、収入が下がると月々の医療費の上限額が下がる場合があります。

水道光熱費の見直しが終わったら、現在の収入にあわせて、社会保障を確認し保険の内容の確認をしてみてください。

お金がないと心の余裕も無くなってしまいます。自分のお金の使い方と向き合うことが大切です。

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