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波止『飲ませ釣り』に適した活きエサ5選 秋は大型狙い撃ちのチャンス

TSURINEWS

代表的な活きエサのアジ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

秋の波止は小物天国であり、それらをエサに大型の魚が狙える好期でもあります。今回は、波止回りで釣れる小魚の中で飲ませ釣りに適した「活きエサ」を紹介。

秋は『飲ませ釣り』の好機

秋の波止では釣った小魚をエサに、大型の魚が狙える絶好期です。都市圏から比較的近い港湾部、たとえば関西なら大阪湾奥の大阪南港や北港などでも2020年10月中旬現在、ブリやメジロなどの青物が上がり、中には90cm以上もあるよく肥えたブリも上がっています。

秋は青物が活発に回遊してくる時期でもあり、エサとなる小魚も釣りやすいので、飲ませ釣りをやってみたい人にとっても絶好機と言えます。

活きエサに向く魚

現場で釣った小魚や事前に購入した活きている小魚などをエサに、大型の魚が狙える飲ませ釣りですが、エサとなる小魚は何でも良い良いというわけではありません。エサに適している魚は、海底の根の中に潜むような魚ではなく、通常、底より上の層を泳ぎ回っている魚です。

理想は小型回遊魚

最終的に狙うのも、秋は青物などの回遊魚が主体で、エサとなる小魚も実は小型の回遊魚が理想的です。その理由の一つは、小魚がある波止回りに回遊してきたとします。その際、大型回遊魚は小型魚を追いかけて波止近くへやってくることが多いのです。つまり、その時々で大型魚がエサとして追いかけている魚を釣ってエサにするのが理想です。

エサとして後述しますが、飲ませ釣りのエサに適した小魚の多くは、体色や魚体のどこかに白色や銀色などの目立つ色を持っている魚です。キラキラと光るフラッシング効果とでもいうのでしょうか、日中に太陽光線が当たることでアピール力の高くなる魚と言えます。

NGな小魚

こう考えるとNGな小魚も波止回りにはたくさんいます。たとえば、カサゴなどの根魚を始め、あまりフラッシング効果が低く、違和感を感じれば住みかとなる障害物に隠れてしまうような魚です。

1. 小型回遊魚

ここからは飲ませ釣りに適した代表的な小魚を紹介しましょう。波止で以下のような魚が釣れれば、飲ませ釣りがスタートできますよ。

まずは、アジ・サバ・イワシなどの小型回遊魚です。秋の波止ではサビキ釣りで比較的釣れやすい魚たちです。夏場から釣れ出す小アジに加え、小サバやその時々で大回遊してくるイワシです。秋の飲ませ釣りでの定番的なエサとなります。サイズ的にはその場で釣れる物を使うしかありませんが、あまりに大きなアジやサバなどはエサになりにくいので、持ち帰って食べても良いでしょう。

サビキで交じって釣れることも多い(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

アジ

この時期、アジは少しサイズも良くなり、早朝の時合いにまとめて釣っておく必要があります。マアジとは別に、場所によっては小型のマルアジも釣れるのでこちらもエサに使えます。活かしバケツなどに入れておいても比較的大人しくしているので、バケツの中で長く活かすことができます。

秋によく釣れるマルアジ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

サバ

サバは周辺に回遊していれば、日中でも釣れやすい魚です。基本的に海の中を泳ぎ回っている魚なので、バケツのような狭い容器に入れるとすぐに弱ってしまうことがあります。また、ハリに刺して泳がせてもかなり暴れ回るのであまり落ち着いて仕掛けを流すことができないかもしれません。

イワシ

イワシは、移動が激しく回遊している時と回遊していない時の差が激しいのが特徴です。感じで「鰯」と書くように弱い魚なので、釣り上げてから手でつかんだだけでも弱ってしまうことも多々あります。できれば触らずにハリを持って振り外しバケツに入れるようにしますが、それでもあまり長持ちはしません。飲ませ釣りの用意をしておき、釣れたらすぐに仕掛けにセットして投入、という流れが理想的です。

2. コノシロ

青物やスズキなどを釣っていると、コノシロをエサとして追いかけているシーンを時々目にします。アジやイワシ、サバのようにしょっちゅう釣れる魚ではありませんが、サビキ釣りでも掛かってくるので、アジなどの代用として使うことが多い魚です。また、コノシロと似た魚に「サッパ」がいますがどちらもエサとして使えます。

サッパやコノシロもエサに適している(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

また、早朝のアジの時合いが過ぎた後でもポロポロと釣れてくる上、活かしやすいのでエサ切れ防止策として、活かしバケツに入れておけば重宝します。サビキで釣る場合、コノシロは口が小さいので、ハリも小さめを使用した方が効率が良いので覚えておいてください。

3. イサキ

イサキは船釣りの対象魚として人気の魚ですが、飲ませ釣りのエサとなるのは10cm前後の幼魚です。小さいため、体表の縦縞がはっきりと出ていて、この模様がイノシシの子供の「うり坊」に似ていることから、イサキの幼魚も「うり坊」と呼ばれることがあります。

大型のイサキは外洋での船釣りなどで狙いますが、小型のイサキは案外、内湾にもいて、大阪湾内の波止でもよく釣れます。イサキもアジが時合いの最中はあまり釣れず、アジの時合いが終わって、アジがいなくなると釣れ出すことが多いです。

イサキの幼魚(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

あまり泳ぎ回らない魚なので、生かしておきやすいメリットもあります。和歌山の一部ではアジよりも遙かに、青物のイサキへの反応がが良い時もあったりして「イサキが最高のエサ」という常連さんとも話をしたことがあります。

4. ヒイラギ

ヒイラギはあまり水面や中層を泳がず、比較的海底付近に群れで回遊している魚です。ヒイラギもサビキ釣りではアジの時合い外の時間帯によく釣れます。また、ちょい投げでキスを狙っていてもよく釣れるので、サビキでもよいですが、ちょい投げで狙ってみてもOKです。

独特の粘液を体表面から大量に出すので、活かしバケツの中が汚れやすいのが難点です。筆者の中では特に、スズキを狙う場合に重宝するエサです。

5. ハゼ

ここまで説明した飲ませ釣りに適した魚の条件には少し外れますが、ヒラメやマゴチなど、底に潜む魚を狙う場合に重宝するのがハゼです。特に秋はハゼの好シーズンなので入手しやすく、大きな河川の河口部などでは、ハゼをエサにヒラメやマゴチが狙えます。

ハゼを釣るにはちょい投げかウキ釣り、ミャク釣りが主流になりますが、比較的、底でウロウロしている魚なので、活かしバケツで活かしておくのが簡単な魚です。また、ハリに掛けて泳がせても、回遊魚のようの泳ぎ回らず、その分、弱りにくい魚です。

マッチザベイトを意識しよう

以上、飲ませ釣りのエサに適した小魚を紹介してきましたが、その時々で大型魚が追いかけている魚がエサとしては理想です。これをマッチザベイトと言いますが、今回紹介した小魚の他にも、サヨリやキスなどがエサになっていることもあるので、現場で釣れた魚でいろいろと試してみるのも面白いですよ。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

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