安さが爆発しすぎている「84円のレトルトカレー」、そのお味は
先日、関東で店舗を展開するビッグ・エーというディスカウントストアへ行った。実はここイオン系列でリーズナブルなのだが、レトルトカレーの安さが爆発しすぎで思わず手に取った。
聞いて驚くなかれ。そのお値段、なんと84円! もちろん税込である!!
これまで自分史上もっとも安かったのは、西友を買収したことで知られている「トライアルの89円」。さらにそこから5円……たった5円かもしれないが、100円以下の激安価格帯で黄銅貨1枚というのはなかなか大きいのではないだろうか。
値段が値段。まぁ84円のカレーなら中身を見るまでもなく、どうせお察しな感じかな……なんて正直思ったりもした。だがしかし!!
製造はヤマモリ株式会社、販売はイオン株式会社の「Easy to Use」なるカレーは1人前200gとちゃんと入っている。
皿に盛ってみると、とても84円とは思えず。それより何より目を引いたのが……
想像以上に入ってる具だった
てっきり気持ち程度に入っているものだろうとばかり思っていたら、なかなかのゴロゴロ具合ではないか。さすがに肉がたくさんとはいかないが、じゃがいも、ニンジンはしっかりと存在感を放っていたから驚いた。
そしてさらに驚いたのが味で、これがなかなかどうして美味しい。中辛はややスパイシーでピリッとしたアクセントあり。脳が飛ぶほどべらぼうにウマいというわけじゃないけども、黙って出されたら100円以下だとどれくらいの人が気づけるだろう。
自分でトッピングでもつけようものなら、なおさら見抜くのが難しい。なお、中辛だけでなく甘口に辛口と選択肢もちゃんとあるのも嬉しいポイントであろう。
個人的にもっとも美味しかったのが辛口カレーで、ほのかな香辛料が絶妙であっという間に食べてしまった。辛さとしては汗をかかないレベル。ちょっと辛いくらいで我慢できないというほどじゃないから、逆に言うと辛さを求める人にとっては物足りないかも。
それにしても、この物価高が止まらない中で84円のカレーを実現しているのはスゴいの一言。それでいながら中身もしっかりしている。これが企業努力というやつか。
ちなみにトップバリュのレトルトカレーには永谷園フーズ製造もあって95円(2024年11月時点)ととにかく安い。同じイオングループでもまた味が違うので、食べ比べて自分好みを探したりしても面白いかもしれない。
参考リンク:トップバリュ
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.