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藤枝MYFCが清水エスパルスに堂々の勝利!大勢のサポーターに囲まれトレーニングマッチ白熱。両チームの監督が振り返る

アットエス


J2の藤枝MYFCとJ1の清水エスパルスが22日、藤枝総合運動公園サッカー場で「県J4クラブ強化トレーニングマッチ」を行い、藤枝MYFCが1-0で勝利を収めました。県内クラブの対戦を見ようとスタンドには両サポーター総勢約3500人が集結。大きな注目を集める中、選手は公式戦さながらの真剣勝負を繰り広げました。

両チームの監督が試合を振り返りました。

藤枝MYFC・須藤大輔監督

―強化マッチ2連勝となった。
結果は大事で、ミーティングでもこの大会は優勝しましょうと言って臨んでいます。勝ちきることが大切です。出場メンバーがどうやってリーグ戦に絡んでいくかをわれわれも見ていますし、何より仲間が「こいつ良いな」と思うような信頼関係を築けるかが一番のテーマ。ここから何人も飛び出ていくかなというパフォーマンスを見せた選手がいます。リーグ戦は負けているので、新しいパワーを注入していきたいです。

―前田翔茉選手がPKを獲得し、得点した。
今日、翔茉はCBで出ていますが、われわれの真骨頂はCBがペナルティーエリア内、付近に進入していくこと。(前日の札幌とのリーグ戦は)なかなかそれが出なかったが、おそらく彼は見ていたので進入していった。あれもボックスサイドへのスルーパスからオーバーラップ。われわれの攻撃が具現化できた良いシーンでした。

―これだけの観客が集まった。
モチベーションは相当上がると思います。これだけのお客さんが来てくれる。清水サポーターも多く、清水のプレーに歓声が上がっていたので、選手はこっちもやってやろうというメンタル的な刺激もある。このグラウンドを使えるのも、公式戦を見据えられて良い雰囲気でできる。この場を与えてくれた方たちに感謝したいです。

―前日は3失点。課題を踏まえた今日のプレーはどう映ったか。
前日の失点部分は守備というより攻撃のミスなのかなというところがありました。一概には言えないのですが、ゼロで終えたというのは最低限の結果を出せたのかなと思います。

ただ、一発で背後をとられるとか、失い方が悪くてカウンターを受ける場面もあったので、そこは限りなくゼロにしなければ札幌戦のような結果になってしまいます。どうしても人数をかけて、幅をとってビルドアップしているのでリスクがありますが、われわれはそれよりもメリットの方をとっている。そこをやめるのではなく、失ったらどうするかというマインドを準備の段階から持ってもらいたいと思います。

―新加入の榊原杏太選手が初出場。プレーの評価は。
非常に意欲的にポジションで前とつながること、守備もしっかり戻して出ていくところは出ていっていた。何よりも左足からの高い精度で何度も裏へのスルーパスを出していたし、失わないライン間でのターンもあったので、収穫が多かったです。

清水エスパルス・秋葉忠宏監督

―多くの観客が訪れた中でのトレーニングマッチだった。
なかなか試合経験のない選手たちにとって、両クラブのサポーターが来て、見られながらやるのは(普段の練習試合とは)全然違います。だからこそワンプレーの重み、負けてはいけないという部分にもっとこだわらなければ。

決して手を抜いているとは思いませんが、われわれは勝たなければ意味がありません。何度もチャンスがあった中で決めきる、またしっかり守り切ることができなければ。結果で生きているので、カテゴリーが下の相手に勝ちきれないといけません。誰が良かったかと言われれば、困るような難しい試合になってしまいました。

―ユース選手や大学生も入った試合だった。
地域の皆さんとつながって試合ができています。いろんな方々が協力してくれるので、静岡の力であり、ありがたく思っています。練習試合に3000人以上が来てくださり、動画配信も含めたら8000人ぐらいの方が見ている。

その中でエスパルスは負けたという結果しか残らない。負けて良いゲームは一つもないので、もっと選手は日ごろからやるようにしてほしい。この場で力を発揮できなかったら公式戦はもっとできないと思うので、レベルを上げて俺を使えという選手が出てこないと底上げになりません。その意味でこの試合は残念でした。

―特長を出せない選手が多かった印象がある。
ゲームを意識してやらないと。ただトレーニングをこなしているだけだと、こうなるというのがもろに見えました。暑くて疲れた中で技術と判断、アイデアを出せるかが大切。僕の中では合格点を出せる選手は見当たらなかったので、もっと目線を高く持ち、日ごろからやってほしいと思います。

―今回の強化マッチの意義について感じることは。
僕はトライすることが好きなタイプ。4クラブが協力し合ってやるというのは静岡独自の取り組みだと思いますので、引き続きやっていきたいです。

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