【新体験】OKOSHIYA TOKYO・歴史を持つ和菓子「おこし」がジェラートに!? 個性派フレーバーも勢ぞろい!
先日、久しぶりに東京駅周辺を散策していたら、気になるお店を発見した。
和菓子の「おこし」の伝統を受け継ぎながら、革新的なアイディアで新しいスタイルを実現する「OKOSHIYA TOKYO」。
店舗には、一般的なおこしの他に、珍しい味がズラリ。でも、一番気になったのは新感覚スイーツと書かれた「おこしジェラート」だった。
・「おこし」は日本で最も古い歴史を持つお菓子らしい
和菓子の「おこし」と聞くと、昔ながらの硬いお菓子を思い浮かべる人も多いだろう。だがその概念をくつがえすのが、OKOSHIYA TOKYOだ。
平安時代から続く「おこし」の伝統を継承しつつ、「応援おこし」「愛情おこし」など、人と人の想いを“興す”スイーツとして再解釈。古くて新しい、おこしの世界を広げているらしい。
そんなOKOSHIYA TOKYOで販売されていたのが、おこしジェラート。
濃厚なジェラートに香ばしいおこしを混ぜ込んだ一品で、「キャラメル」「黒糖」「エスプレッソ」の3種類のフレーバーを販売中。
スタッフの方によると一昨年の発売以来、夏の限定商品として好評らしい。
今回は、「キャラメル(491円)」を購入。
店舗横のテーブルでそのままイートインも可能。おこしとジェラートは、一見ミスマッチにも思えるが、食べてみると意外にも相性抜群。
ジェラート自体は濃厚で、しっかりおいしい。その中に練り込まれているおこしが、ポン菓子のようにふわっとした食感で、ナッツのカリッと感とともに存在感を放っている。
ザクザクを想像していたが、意外にもしっとりしていた。ジェラートとの一体感があり、全体としてバランスが取れている。
・自宅でもおこしで興しパーティ
ジェラートを食べて、私の気持ちもほんのり興されたので、お土産におこしも買ってみることに。
「瀬戸内のり塩」や「粗挽きペッパー」など、一般的なおこしでは聞きなれない商品名がチラホラ。
今回は、スタッフおすすめの「柚子胡椒カシューナッツ」と人気No.1の「キャラメルピーナッツ」、さらに七夕イベントでプレゼントしていただいた「桜えび塩」を自宅で食べてみた。
・柚子胡椒カシューナッツ
開封してみると、ひとくちサイズのおこしが4つ。
まずピリリとした柚子胡椒の辛さがきて、そのあと甘さが追いかけてくる感じ。「合わないかな?」というのが第一印象だったが、食べていくうちにクセになる不思議な味わい。
・桜えび塩
開けた瞬間から、桜えびの香ばしい香りがふわっと立ちのぼる。
海老の旨味のあとに、やはり甘みがくる。
甘じょっぱい系の味が苦手な人は好みが分かれるかもしれないが、これまたクセになる。
・キャラメルピーナッツ
これはもう文句なしの鉄板。
香ばしいピーナッツとキャラメルの甘さが、おこしのサクサク食感と最高にマッチしている。
万人受け間違いなしの安定感。
・丸ビルの無料展望台も立ち寄ってみたが……
話は戻るが……、この日の目的の一つは、丸の内ビル内にある無料の展望フロアだった。
東京駅を見下ろせる絶景を期待していたのだが……実際はめっちゃビル!!!
都会のビル群を間近に感じる景色で、案内表記なども特になく、何の建物を見ているのかはよくわからなかった。
とはいえ、冷房の効いた静かな空間は、真夏の散策時の避暑スポットとしては十分アリ。
東京駅周辺を歩いて、「OKOSHIYA TOKYO」でちょっと変わったおやつを買って、展望台でひと休み……という流れは、なかなか気分のいいコースかもしれない。
参考リンク:Instagram @okoshiya_official
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.