少しの工夫でこんなにおいしい。「ゆでキャベツとたまねぎのパスタ」と「焼きじゃがいも」
何気なくつくっているパスタも、ちょっとの工夫でこんなにおいしくなるんです。
『きょうの料理』3月号のテキスト企画「丁寧だからおいしい パスタとひと皿」では、まかないとしてパスタをつくることが多いという料理研究家の渡辺康啓さんに、ゆで方からこだわったパスタと、野菜の味わいをシンプルに楽しむ副菜を教えてもらいます。
今回ご紹介するのは、「ゆでキャベツとたまねぎのパスタ」と「焼きじゃがいも」。“パスタとひと皿”の満足感、ぜひ味わってくださいね。
『きょうの料理』3月号より
渡辺康啓(わたなべ・やすひろ)さん
料理研究家。イタリア料理をメインに雑誌や企業へのレシピ提供などで活躍。東京都内で料理スタジオ兼食材・調理道具の店を開き、料理教室を主宰している。
ゆでキャベツとたまねぎのパスタ
パスタと一緒に野菜をゆでると、程よい塩けで全体がまとまります。
味つけも最初の塩だけで決まる、お手軽なパスタです。
チーズを好きなだけかけて召し上がれ。
材料(2人分)
キャベツ…190g
たまねぎ…90g
スパゲッティ…160g
パルミジャーノ・レッジャーノチーズ(すりおろす)…適量
●塩・オリーブ油
◎320kcal ◎塩分2.5g ◎15分
1 キャベツは一口大に切り、たまねぎは5mm幅の薄切りにする。
2 フライパン(ここでは直径30cmのものを使用)にたっぷりの水を入れ、水の重量の1.5%の塩、オリーブ油小さじ2を入れて強火にかける。沸騰したら中火にし、スパゲッティを入れる。スパゲッティがほどけてきたら1を加える(写真)。くっつかないように時々菜箸で混ぜながらゆでる。
3 スパゲッティの芯がほぼなくなったらざるに上げ、器に盛る。パルミジャーノ・レッジャーノチーズをかける。
麺と一緒に野菜をゆでるので手間が少ない。
野菜にもしっかりと塩味をつけるため、最初に入れる塩の量がポイントに。
渡辺流 パスタはこうゆでる!
「パスタは麺が主役!」と語る渡辺さんに、パスタのおいしいゆで方を教わります。
まずは、たっぷりのお湯とたっぷりの塩。パスタにしっかりと塩味を入れることで、具材やソースとの味のまとまりが出ます。ここでは2Lの水に対して、塩30gを入れています。お吸い物くらいの塩加減が目安です。
鍋よりもフライパンのほうが、水の量も少なく済むし、パスタもまっすぐのまま入れられて便利ですよ。
時々菜箸で触りながら、麺どうしがくっつかないようにします。
食べてみて、麺に粉っぽさがなくなればゆで上がり。袋の表示時間よりも、自分の舌で確認するのが大切!
焼きじゃがいも
こんがりとした焼き目とホクホクの食感。
今回は赤みのある品種のじゃがいもを使いました。
材料(2人分)
じゃがいも…200g
粗塩…適量
●塩・オリーブ油
◎90kcal ◎塩分0.7g ◎20分*
*粗熱を取る時間は除く。
1 じゃがいもはよく洗って皮付きのまま鍋に入れ、かぶるくらいの水、塩少々を加えて強火にかける。沸騰したら弱火にし、竹串がスッと通るまでゆで、ざるに上げる。粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切り分ける。
2 フライパンにオリーブ油小さじ2を入れ、じゃがいもを重ならないように並べる。強火にかけてフライパンが温まったら弱火にし、触らずにジリジリと焼く。じゃがいもを転がし、全体に焼き色がつくまで焼きつける。器に盛り、粗塩をふる。
■NHKテキスト『きょうの料理』2026年3月号より抜粋
撮影・邑口京一郎/スタイリング・西﨑弥沙