まさに鮮度の鬼!!神戸・深江浜のかに直売所『神戸CRAB』が年内無休で営業中 神戸市
年末年始、家族や親せきが集まる食卓で、ちょっと贅沢に味わいたいのが“かに”。お取り寄せもいいのですが、神戸・深江浜にかにの直売所があるのをご存じでしょうか?
その名も『鮮度の鬼 神戸CRAB』(神戸市東灘区)。営業時間は朝10時から17時まで、年内は無休で営業しています。駐車場も完備されており、年末の混雑時には工場前の敷地も使って約30台停めることができます。
直売所を運営するのは朝日共販株式会社(本社:愛媛県)という水産加工会社の関西事業所。かにの仕入れから加工までは深江浜の工場で全て行い、ここから全国に卸しています。
主にアメリカやカナダ、ロシアからの輸入で、その量なんと年間1,000t!毎年必ず現地視察に訪れるそうですが、温暖化等の影響もなく、今年もほぼ例年並みの漁獲高とのこと。
関西事業所は3年前にこの地に移転されたそうで、直売所もとても綺麗。広い通路の周りに冷凍ケースが買い回りやすいよう置かれています。
ケース内には「ずわいがに」と「たらばがに」を中心に、かに鍋や焼きがにで楽しめる「生」や、そのまま食べられる「ボイル」が並んでいてとても華やか。一気に年末が近づいてきた感じがしてきます。
スーパーでは見かけない3L~5Lといったサイズが揃っていて、本当に立派!実際に自分の目で大きさを確認できるのも直売所の魅力です。
肩や脚、爪のセットから、贅沢に脚だけのむき身パック、フライにぴったりな爪のみの袋詰めなど、用途に合わせて詰め合わせされているのも便利。
解体せず半身をそのまま販売しているものも!加工代がかからない分価格がお得に設定されており、こちらを毎年楽しみにされている常連さんもいるのだそう。
ちなみに、生のかにをしゃぶしゃぶし、旨味がたっぷりと染み出た出汁にご飯を投入して雑炊で〆る、そんなかに鍋を楽しむのは関西特有のスタイルなのだそう。関東では解凍後そのまま食べられるボイルの売上げの方が断然多いのだとか!
意外な東西のかに事情を知った所で、実際に工場で加工の様子を見せていただくことに!そこには”鮮度の鬼”とまで謳う、鮮度管理の秘密がありました。
厳しい衛生管理を行う工場なので、まずは手洗い、保護服やヘアキャップ、長靴の装着から。靴裏消毒やエアシャワーを終えたらいざ工場へ入ります。
工場に入荷されるのは、水揚げ直後に冷凍されたかに。品質を保つため甲羅やミソは除いた半身の状態で届きます。冷凍保管しておいた半身をパーツに解体するところからスタートです。
工場内では約30名の従業員さんが朝5時から深夜12時まで交代制で働いています。解体されたパーツをお湯につけ、少し皮をやわらかくしたら、身を傷つけないようひとつひとつ手作業で剥いていきます。
皮を剥き終わったらすぐに、ー40℃で7~8分の瞬間冷凍を行います。
軽量や分別をし、用途に合わせてトレーに盛り付けたら、見た目にも照りがでるよう”グレイズ”という氷のコーティングをします。
最後はパッキング。ここまでの全工程にかかる時間は約1時間半~2時間なんだそう。途中再冷凍をしながらこんなに短い時間で一気に加工をするということに驚き!獲れたての鮮度をなるべくそのまま保つよう注意を払っているのがよくわかりました。
直売所では、かにの他にも釜揚げしらすやイクラ、牡蠣のカンカン焼きなど気になる商品も色々と揃い、地方発送も可能。送料が直売所価格でお得に設定されているそうですよ。
現金以外にも各種クレジットカード、QRコード決済が利用可能。LINEの会員登録をすれば5%OFF(5,400円以上のお買い上げが条件)となります。
場所
鮮度の鬼 神戸CRAB
(神戸市東灘区深江浜町112)
営業時間
10:00~17:00
定休日
日曜日
※10月20日~12月31 日までは無休
問合せ
0120-065-516
駐車場
15台
※年末は工場前を含め約30台完備