カップ麺を日本で一番購入している都市は、「新潟市」だって知ってた?
日本で最もカップ麺を買う「新潟市」。その理由とは
意外に感じるかもしれませんが、カップ麺の年間支出金額が日本で最も高いのは「新潟市」だといいます(※出典 総務省統計局「家計調査2021」)。
これには新潟県が“日本有数の豪雪地帯”であることに関係があり、雪が降ると外出が難しくなるため、保存用としてカップ麺が売れるのでは?と考えられています。
実際に、地元のスーパーの担当者いわく「雪の予報が出ると(お客さんがその前日などに)カップ麺を買い込む」と話します。
ちなみに、カップ麺を製造する大手の会社「日清食品ホールディングス」からも「カップヌードルの購入金額が日本一なのが新潟県」という意見があります(※2020年度日清食品調べ)。雪深い冬が、新潟にカップ麺を定着させた…ということなのかもしれません。
新潟市には、さらにラーメンに関する1位が…
実は、カップ麺のみならず、“一世帯あたりのラーメン店に使う支出金額”も日本一だという「新潟市」(※出典 総務省統計局「家計調査2021」)。福岡や札幌のように地域の特徴があるものは見当たらないものの、お店でラーメンの種類は多いといいます。
新潟の人々は、田植えや稲刈り・雪の屋根下ろしなども含め、家族総出で働くことが多く、“家族みんなで食べられるもの”としてラーメンが人気になっていったと考えられています。
このことから、種類が少ないと飽きられてしまうため品揃えは豊富になり、家族向けとして“小上がりの座敷”が用意されているお店も少なくないとか。なかには、家族ですぐ行けるよう、住宅街に作られている店舗も存在しています。
また、仕事の合間に近場でサッと食べられて、体も温まる食べ物としても、ラーメンはうってつけです。
そんな新潟のラーメンを支える会社の一つが「株式会社めんつう」。こちらは、全国で約2000軒・新潟県内だと約700軒のお店と取引をしている製麺会社です。
新潟のラーメン店は殆どが個人店でメニューの種類も豊富であることから、製麺の際は手作業でそれぞれ生地の配合を変えているとのこと。
その年間売上げは約18億円だという「株式会社めんつう」。新潟のラーメン文化とともに、まだまだ成長を続けていきそうです。
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