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川崎区版SDC始動 地域課題解決へ〈川崎市川崎区・川崎市幸区〉

タウンニュース

川崎区のSDC の仕組み

川崎区は地域コミュニティーづくりや地域課題解決を目的としたSDC(ソーシャルデザインセンター)を今年度から本格的に実施する。今年度の事業費は400万円で「まちを/で楽しむ元年」(区担当者)と位置づけ、区内での地域活動に取り組む個人や団体の参加を広く呼び掛ける。

SDCは川崎市のコミュニティー施策。2020年に多摩区でスタートし、21年には幸区が民間施設内に場所を構えて始めた。取り組み方は区によって異なり、川崎区は20年度からの実証プロジェクト、22年度からのモデル事業を経ての本格実施となる。センターと銘打つが、場所は構えない。区内で活動する個人や団体の取り組みのサポートやつながりを網の目のようにネットワークを張り巡らせて地域の課題解決へとつなげていく。

実施体制は社会実験やきっかけづくりに取り組むコアメンバーと、自ら地域活動を行うサポートメンバーで構成。全体のとりまとめや広報を担う事務局を設ける。ゆくゆくはコアメンバーとサポートメンバーを統合させたい考えだ。

コアメンバーはすでにNPO法人姿勢教育の孝心会、一般社団法人グローバル文化協働支援センター、社会福祉法人青丘社、富士見・中島ソーシャルデザインセンターを公募で決定。4団体は「子どもも主体的に地域活動できる場所」「地域の方が気軽に集まれるアートイベント」「地域の多世代の方が連携できる場づくり」をテーマに取り組む。一方、サポートメンバーは4月12日から募集を開始。上限は設けず、区内で活動を行うなら、他地域に拠点を置いても加入できる。区担当者はこれまで町内レベルで取り組んできたが、活動の幅を広げたい人や団体への参画も促す。活動に際しての助成金も用意。1回あたり上限5万円で年に2回まで申請できる。サポートメンバー、助成金の申請はとともに専用フォームで受付。助成金申請は5月1日から開始する。

サポートメンバー受付フォーム

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