犬も『恋愛』することがあるの?行動の変化や好き嫌いの感情を見分ける方法まで
️もしかして?恋に落ちた犬の行動
犬に『恋愛』感情があるかどうか、実際のところは犬に聞いてみないとわかりません。ですが一般的には、犬にはいわゆる発情期はあるにしても、人間のような恋愛感情はないというのが通説です。
恋愛なのか発情なのかはさておき、以下のような行動の変化が見られた場合には、誰かに心を奪われている可能性があります。
相手のところへ行きたがる
かつて『マリリンに会いたい』という映画が大ヒットしました。主人公のオス犬が、別の島に住むメス犬の元に海を泳いで通うという実話に基づいたストーリーです。この主人公の犬のように、相手に会いたがって飼い主さんをグイグイ引っ張る、相手の家の前で会えるまで動かないなどの行動をとることがあります。
切ない声で鳴く
「キューン」「クーン」といった切ない声で鳴くようになったり、遠吠えをするようになることもあります。遠吠えはもともと、仲間とお互いの居場所を知らせ合うための手段でした。「自分はここにいるよ。君はどこにいるの?」と相手を求めているのかもしれません。
そわそわと落ち着かない
相手に会いたいという気持ちが高じて、そわそわと動き回って落ち着かなくなってしまう子もいます。また落ち着かないばかりか、イライラして攻撃的になってしまう子もいるので要注意です。
食事量が減る
恋煩いで食事も喉を通らない、なんて経験をしたことがある人もいるかもしれません。犬でも同様のことは起こります。ホルモンの影響で、他に体調不良がないのに食事を残すようになったり、食欲が著しく減退するのです。
️好き?嫌い?犬の感情の見分け方
いわゆる『恋愛』感情でなかったとしても、やはり犬にも相手の好き嫌いがあります。犬の感情表現は素直ですから相手を好きか嫌いかは一目瞭然です。特に下記の点を注意して見てみましょう。
会ったときの反応
出会ったときに積極的に相手の匂いを嗅ぎ、自分の匂いを嫌がらずに嗅がせる場合にはお互いに好感を抱いていると考えていいでしょう。また姿が見えただけでしっぽを振って喜ぶ、興奮して近づきたがるなどの場合は相性が良いと考えられます。
一方で相手に近づかれたり匂いを嗅がれるのを嫌がって怒る、姿が見えると吠えて威嚇するといった場合は残念ながら相手に苦手意識や嫌悪感を抱いている可能性が高いです。
遊びに誘うかどうか
犬が相手を遊びに誘うとき、上半身を低くしてお尻をプリッと突き出す『プレイバウ』というポーズをとります。相手に向かってプレイバウをする場合は、相手を良い遊び相手や仲間と捉えているのでしょう。
相手のことが嫌いであれば、自ら遊びに誘うことはしません。それどころか威嚇したり近づこうとしなかったり、距離をとって過ごそうとするでしょう。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?犬に恋愛感情はないと考えられているとはいえ、本当のところはわかりません。
「うちの子、あの子に恋してるのかも」と想像しただけで飼い主さんまでワクワクしたりもしますよね。今は去勢手術をするのが一般的になり、明確な発情期の行動が見られない子も多いですが、行動の変化にいち早く気づけるようになりたいものです。