小暑に光る帆船に釘付け 賑わい見せたヴェルニー公園
海上自衛隊横須賀基地に寄港中のメキシコ海軍・訓練帆船「クアウテモック号」の夜間ライトアップを見学しようと、船を眺められる汐入町のヴェルニー公園には多くの人が集まった。
メキシコと日本の友好415周年を記念して同船は7月5日に入港した。全長90・5mの船体には、3本のマストと23枚の帆がつけられており、排水量は1800トン。船名はアステカ帝国の最後の皇帝にちなんで名づけられている。
普段はあまりない帆船の停泊に大人から子どもまで、多くの人がスマートフォンやカメラを構えて宵のひと時を過ごした。いつもと違うにぎわいを見せる同園を不思議に思い立ち寄ったという市内在住の男性は「珍しい光景が見られてよかった。昼間の姿も見に来たい」と話した。