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宇治市の京大発ベンチャー企業がNASAの研究に参画、アメリカ総領事が企業を訪問!空飛ぶ車が安全に行き来できる世界に

ALCO宇治・城陽

9月29日(水)、アメリカ総領事リチャード・メイ・ジュニア氏がメトロウェザー株式会社(京都府宇治市/代表取締役:古本 淳一氏)の入居する宇治ベンチャー企業育成工場を訪問されました!メトロウェザー株式会社は今年8月、アメリカ航空宇宙局(NASA)の研究への参画(※1)を発表したばかりです。

※1 メトロウェザー株式会社とTruWeather Solutions Inc.(アメリカ・ニューヨーク州)が、「都市の気象センシングインフラ」に係るTruWeather Solutions Inc.とNASAのSBIR(Small Business Innovation Research)プロジェクトをサポートするための協働契約を締結

メトロウェザー株式会社は、大気計測装置「ドップラー・ライダー(※2)」を用いた風況情報を提供するリーディングカンパニーです。京都大学発のベンチャー企業で、2016年から3年間、米国海軍研究所の基礎研究予算を獲得し、空母搭載用のドップラー・ライダーの基礎開発を行ってきました。そこへ気象計測等の研究者である古本氏の技術を組み合わせ、小型・高性能・低コストのドップラー・ライダーの開発に成功!

※2  離れた場所の風向・風速が測定できる大気計測装置。ドップラー効果は空気によって伝わる音の波で観測されるが、同様に大気中のエアロゾル(塵、微粒子)の動きを安全・不可視の赤外線レーザーで捉えて観測する事が可能

こちらのドップラー・ライダーは幅約60cm。これほど高性能で小型の物は珍しいそうですが、さらに今後は約35cm四方になるよう目指しておられるとのこと。小型・軽量であればあるほど鉄塔などに設置しやすく、メンテナンスも行いやすくなるそうです。ちなみにこちらの機器では、何と10km以上も離れた地点の微弱なシグナルを適格に捉え、風の情報を得ることが出来ます。

こちらは車上に装着したドップラー・ライダー。ミラーの回転により光の方向を自在に調整できるだけでなく、自ら動きながら観測する事ができます。

さて、今回参画されたプロジェクトでは、メトロウェザー株式会社のドップラー・ライダー、TruWeather Solutions Inc.の風況シミュレーションシステムそれぞれの特長を生かして次世代気象サービスの開発促進に役立てる事ができ、特に密集した都市部での先進的な航空輸送サービスの安全・安価な提供につながると考えられています。

今後は都市環境におけるUWEX(Urban Wind Experiment)構築のための設計を完成させ、NASAに認められれば来年度、実際にアメリカの都市部で実施されるという事。

近い将来ドローンがもっと自由に空を飛び交い、人も空飛ぶ車に乗る時代がやって来ると言われている中で、「安心して空を飛べる世界が実現するように」といった思いが込められています。

「実は最初はワンルームマンションから始まった」というメトロウェザー株式会社CEOの古本氏は、「”ネバー・ギブアップ” だけは続けてきました。ですが、まだスタートラインに立ったばかり。これから更に大きなチャレンジが始まります。」と意気込みを語られました。

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