鎌ケ谷から平和を発信！「平和の桜」植樹式【鎌ケ谷市】
2023年12月に鎌ケ谷ロータリークラブから鎌ケ谷市に河津桜「平和の桜」が贈られました。
年々大きく育っていく桜のように世界に平和が広がってほしいという願いが込められています。
桜の花に平和への思いをのせて
鎌ケ谷ロータリークラブから鎌ケ谷市に平和事業推進のために贈られたのは2本の河津桜です。
2023年12月14日に植樹式が行われました。
式には同クラブ会長の大澤茂さん、芝田裕美鎌ケ谷市市長、ウクライナから鎌ケ谷市に避難しているナセドキナ・オルガさんなどが参加しました。
大澤さんは「今、鎌ケ谷では普段通りの生活を過ごせていますが、世界各地では紛争や戦争が続いています。鎌ケ谷市には戦禍のウクライナから避難しているオルガさん親子もいます。桜は平和を象徴すると言われている春の花。戦禍の地においても平和という春が一日も早く来ることを願い、『平和の桜』と名付けた桜の木を贈りました。市役所の中庭の『平和の桜』の石碑の裏には『心こそ大切なれ』というメッセージが刻まれています。『平和の桜』が鎌ケ谷の地から平和を伝えていくシンボルとなり、桜が大きく成長するように一人一人の心にも平和への思いが広がってほしいという願いが込められています」と話していました。
一足早く春を告げる河津桜
河津桜は2月～3月の早咲きの桜です。
この桜を選んだ理由について聞くと「冬の後には必ず春が来るように、今は厳しい状況下に置かれている戦禍の地にも早く平和の春が訪れてほしい」と教えてくれました。
植樹された場所は、市役所（本庁）の正面玄関前の中庭と市役所の隣の新鎌ケ谷二丁目公園の敷地内です。
植樹1年目の今年は、高さは2.5メートルほどで枝ぶりはほっそりとしていましたが、2月下旬に小さなかわいいピンクの花を咲かせました。
同公園の沿道には「桜×鎌ケ谷＝魅力アップ事業」（2015年から2020年まで実施）で植樹された河津桜があり、毎年鮮やかな花を咲かせ多くの人が訪れる場所です。
鎌ケ谷市役所に足を運んだ際には、平和の桜を観賞しながら平和を考える機会にしてみてはいかがでしょうか。