「厄介な汚れ」になる前に掃除したい“3つの場所”「手アカがびっしり」「いつも忘れがち…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。こまめに掃除しても、手アカ汚れは“いたちごっこ”。生活の中で無意識のうちに触る場所は、隠れ汚れが蓄積しやすいです。ここでは、じつは菌が潜んでいる「汚れスポット」をご紹介。思い当たる場所があれば、こまめな掃除を心がけましょう。
1.テレビ画面
テレビ画面に、手アカ汚れがびっしり付着していませんか? 光に当たるとより目立つ上に、クロスで拭いただけではなかなか落ちない厄介な汚れです。
強めにこすると液晶画面を傷つける恐れがあるため、地味に面倒な掃除スポットでもあります。
そんなテレビ画面の手アカは、電源を切ってからクロスでやさしく落としましょう。アルコールや除菌スプレーを使うと、画面のコーティングが剥がれる恐れがあるため避けてください。
手アカが頑固な場合は、薄めた台所用中性洗剤をクロスに含ませ、かたく絞ってやさしく拭き取りましょう。面倒な方は、液晶画面用のクリーナーを使うと便利です。
2.テーブルのふち
食事の前後に拭き掃除をするとき、“ふち”の部分を忘れていませんか? テーブルの上はきっちり拭いても、ふちの汚れまで毎回拭き取ることって意外と少ない気がします。
ふちの部分は、子どもが触ったり食べ物や飲み物が飛び散ったりして、意外と汚れが溜まりがち。使い方や掃除する頻度によっては、「テーブルの上より菌が繁殖している……」なんて可能性もゼロではありません。
テーブルを拭くときは、すぐに台から拭くのではなく、ふちスタートがおすすめ。ふちを拭いてからテーブルの上を掃除する流れをつくると、拭き忘れを防げますよ。
3.コンロと台の間
コンロと台のすき間も、ゴミや汚れが溜まりやすいスポット。料理中に飛んだ油や調味料、こぼれた食材が入り込んで厄介な汚れに変化します。ガチガチに固まった汚れは、クロスで拭くだけではなかなか落ちません。
そんなすき間に入り込んだ汚れは、竹ぐしやつまようじを使ってかき出すとキレイになります。定期的なお手入れが面倒な方は、100均で売っている掃除用のマスキングテープを貼っておくと、汚れが入り込まなくなるのでおすすめです。
目が届かない場所こそお手入れを
日ごろの掃除も大切ですが、少し余裕があるときは「お手入れし忘れていそうな場所」に目を向けてみることも大事。目が届かない忘れがちなスポットこそ、汚れが溜まっているものです。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア