一般枠は受け付け開始から1時間半で完売 上越市で8月に展示の国宝「山鳥毛」観覧申し込み
新潟県上越市は2025年7月7日、6日から受け付けを始めた国宝「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」の一般枠の観覧申し込みが、開始から1時間半で完売したと発表した。
《画像:一般枠の観覧申し込みが1時間半で完売した国宝「山鳥毛」》
一般枠に先行して受け付けた市民枠は、市の想定に対して半数程度の960組1930人の申し込みにとどまったが、市は市民以外も申し込める一般枠を当初の定員1200組4800人から2040組8160人に拡大し、7月6日からオンラインのみで先着順に受け付けた。
同市観光振興課によると、6日午前10時の受け付け開始から1時間半後の午前11時半頃に、全ての申し込み枠が定員に達し、完売した。1組で最大4人まで申し込め、2040組3617人を受け付けた。同課は「刀剣ファンなど市外の方の関心が高いということが改めて分かり、山鳥毛を通して上越市も注目され、ありがたい。協力いただいた瀬戸内市に感謝したい」としている。
市民枠と一般枠の当選者3000組5547人の観覧券は、7月末までに代表者宛てに代金引換郵便で送付される。大人1500円、大学・高校生1000円の観覧料金のほかに、送料と手数料として別途500円が必要。
山鳥毛は郷土の戦国武将、上杉謙信が愛用した刀で、今年の第100回謙信公祭(8月23、24日)を記念し、所有する岡山県瀬戸内市から借り受け、市立歴史博物館で8月13〜24日に展示される。市によると、近年の刀剣ブームの火付け役となった人気オンラインゲーム「刀剣乱舞ONLINE」とコラボレーションも決定しており、内容は後日発表予定となっている。
謙信公祭第100回記念 国宝「太刀 無銘一文字(山鳥毛)」特別展示 観覧者募集( https://joetsukankonavi.jp/sanchomo/ )