【富山駅近】伝説のブラックラーメンの味を引き継ぐ2代目はバーテンダー!?【中嶋】大喜直系の正統派富山ブラック
富山駅南口から県庁前公園までの一帯は、飲食店や居酒屋、バーが多く立ち並ぶ繁華街。昼も夜も多くの人でにぎわいます。
間口が狭い昔ながらの建物に複数のテナントが入る飲食ビルなども多く、そんな中でひっそりと営業する隠れ家的な店も。今回紹介するのは、まさにそんな店。
ご当地ラーメンとして知られる富山ブラックの元祖の味を引き継ぐ「中嶋」です。
大喜の味を引き継ぐ「中嶋」
店があるのは、居酒屋やおでん屋などの飲食店が多く軒を連ねる「松よしビル」。
一見してラーメン店とは思えないシンプルな看板は、繁華街の色とりどりの看板と宵闇にまぎれてひっそりと掲げられ、必要以上の主張をしない厳かな雰囲気です。
店内も、一般的なラーメン店の装いとは異なります。
元々スナックだったという店舗は、その名残を感じる落ち着いた雰囲気で、カウンターが7席ほど。
店を経営するのは上田卓寛さん。
店の名前は「中嶋」だけど、店主は上田さん…?と、ちょっと疑問に思っちゃいますが、実は上田さんこの店の2代目です。
「大喜」で修業した正統派の味を引き継ぐ2代目
「中嶋」を創業したのは、前の店主の中嶋修三さん。ブラックラーメンの元祖と言われる「大喜」で修業を積み、その味を継承する直弟子の1人です。上田さんは同じビルの2階でショットバー「Bar Aster」を経営していて、中嶋さんとは同じビルのテナント仲間として知り合いでした。
あるとき、中嶋さんが店を閉めようかと悩んでいることを知り、上田さんは「歴史あるラーメンを残したい」という想いでラーメン店を引き継ぐことを決意したのだそう。
大喜の味と歴史を受け継ぐ正統派ブラックラーメン
そんな「中嶋」のブラックラーメンがこちら。
ブラックと呼ばれる由縁、濃口醤油の真っ黒なスープが目を引きます。
チャーシューは直前にフライパンで熱を入れて、余分な脂を落としています。分厚く食べごたえありますが、ほどけるようにやわらかな食感が特徴です。
メンマと、荒く切ったネギを散らした盛り付けの見た目も、正統派のそれです。
中太の麺にほどよく絡むスープは濃すぎず、コクのある味わい。
それでいて、白いごはんと一緒に食べたくなるブラックラーメンのならではの塩味を感じます。
2025年2月からは、上田さんが独り立ちして厨房に立っています。
ご縁が想いと味を受け継いでいく「中嶋」のブラックラーメン。ラーメン好きならずとも、一度は味わってみたい1杯です。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2025年5月29日放送
記事編集:nan-nan編集部
【中嶋】
住所 富山県富山市内幸町2-10松よしビル
営業時間 11:30~14:00
定休日 月曜