「みそ汁」にいれると腸がよろこぶ。“亜鉛や鉄分がたっぷりな冬の食材”とは?
発酵食品マイスター・スキンケア指導士の坂下莉咲です。寒さが厳しくなる冬は、人によっては気分が沈みやすくなったり、やる気が出にくくなったりすることがあります。その背景には、日照時間の変化や生活リズムの乱れ、さらに脳と腸の関係が関与していると考えられています。毎日の食事を通して、心身のコンディションを整えるという視点を取り入れてみましょう。
1.脳と腸はつながっている
脳と腸は「脳腸相関」と呼ばれる関係にあり、神経やホルモンを介して相互に影響し合っています。
腸は栄養の消化吸収を担うだけでなく、体内で使われるセロトニンの多くがつくられる場所としても知られています。
ただし、腸でつくられたセロトニンが直接脳内で作用するわけではありません。
腸の状態と気分の変化には関連が示唆されていますが、因果関係は複雑で、現在も研究が続いているようです。
2.冬に気分が下がりやすい理由
冬は日照時間が短くなり、睡眠や覚醒といった体内リズムが乱れやすい季節でもあります。
日光を浴びる時間が減ることで生活リズムが乱れやすくなり、心身の調子に影響を与えることがあるとか。
また、寒さによって外出や運動量が減り、気分転換の機会が少なくなる点も、冬特有の要因のひとつかもしれません。
3.食事でできるやさしいケア
気分の変化が気になるときは、栄養バランスを意識した温かい食事を取り入れるのもひとつの方法です。
牡蠣は、亜鉛や鉄など身体の機能維持に必要なミネラルを含む食材。
長ネギやみそ、豆乳を組み合わせた汁物にすることで、たんぱく質や発酵食品を無理なく摂ることができます。
温かい食事は、冬の食卓に無理なく取り入れやすい工夫のひとつです。
参考資料:冬になると気分が落ち込む『冬季うつ』の症状・原因と対策
牡蠣と長ネギのみそ汁
材料(2〜3人分) 調理時間15分
だし汁……300〜400mL
みそ……15〜20g
無調整豆乳⋯⋯100mL
牡蠣(加熱用)⋯⋯8個
長ネギ(白い部分)……2分の1本
小ネギ(小口切り)⋯⋯お好みで
作り方
1 長ネギは斜めに切る。
2 鍋にだし汁と牡蠣を入れて中火にかける。
3 1の長ネギを加えて、沸騰したら火を弱めて煮る。
4 牡蠣に火が通ったら火を弱めて、無調整豆乳を加える。
温まったら火を止めてみそを溶き入れ、小ネギを加える。
5 器に盛ったらできあがり。
坂下莉咲/発酵食品マイスター/スキンケア指導士