大相撲秦野場所 満員御礼、10年ぶり大歓声
秦野で10年ぶりとなる力士たちの戦いに、会場は熱気に包まれた。地方巡業の大相撲秦野場所が、4月25日にメタックス体育館はだの(市総合体育館)で開かれ、約3200人が来場した。満員御礼の垂れ幕が掲げられ、子どもたちと力士による稽古のほか、幕下・幕内の取組が行われた。
取組の中でひと際大きな歓声を浴びたのが、大磯町出身の湘南乃海=写真奥。故郷に近い場所での巡業ということもあってか、多くのファンが来場。湘南乃海は声援を力に、明生を寄り切りで下した。大関の琴櫻や大の里、今年1月に昇進した横綱・豊昇龍らも登場し、観客を魅了した。
大相撲を初めて観戦した地元の小林幸子(ゆきこ)さん(33)は「ぶつかり合う音や震動で迫力があり、感動した」と言い、息子の蒼依ちゃん(4)も「すごい大きくて、楽しかった」と笑顔で会場を後にした。
秦野場所は2014年10月以来となる10年ぶりの開催で、今回は市制70周年を記念して行われた。