「シーグラス」のアート作品 新作含む70点展示 ゑしんの里記念館で5月12日まで
海岸に打ち上げられたガラス片、シーグラスで作ったアート作品の展示会が、上越市板倉区のゑしんの里記念館で開かれています。
これがシーグラスアート作品です。
海岸に打ち上げられた水色や緑色などのガラス片を組み合わせています。
作ったのは上越市の下鳥幸彦さん(61)です。シーグラスは加工せず、そのままの色と形を生かしています。
これはコップです。
取っ手は欠けたビンの飲み口を3つ集めてつなげました。
これは照明です。表面には魚の群れ、中をのぞくとカニや貝殻がデザインされています。
周りの木の枠を含め2か月かけて作りました。
下鳥幸彦さん
「色々な形のものを組み合わせて作品にするのが楽しい」
下鳥さんは12年前に脳出血で倒れ、後遺症で右半身に麻痺が残りました。こうしたなか、7年前に「シーグラス」と出合い、リハビリをかねて作品を作るようになりました。これまでに手掛けた作品数は1000を超えました。
会場のゑしんの里記念館には新作を含むおよそ70点が並んでいます。
下鳥幸彦さん
「きょう来られた人があす入院するそう。作品の一つを渡したらとても喜んで、退院したら店に来ると言ってくれた。私の方が喜んだ。みんなに見に来てもらいたい」
下鳥さんは上越妙高駅の近くにアトリエを構えています。今回の展示会はアトリエに通うファンが作品を知ってもらおうと下鳥さんとゑしんの里記念館を取り次いで実現しました。作品はアトリエでも見ることができますが、予約が必要です。詳しくは下鳥さんに電話(090-8723-8086)してください。
シーグラスアート作品展示会
■日時:5月12日(月)まで 午前10時から午後4時
■会場:ゑしんの里記念館
■定休:火曜