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綾瀬市長選 橘川氏が出馬表明 前議長、「交流政策より定住政策」〈海老名市・座間市・綾瀬市〉

タウンニュース

会見する橘川氏=3月22日・綾瀬市役所で

任期満了に伴い6月30日告示、7月7日投開票の日程で実施される綾瀬市長選挙で22日、市議の橘川佳彦氏(53)が無所属で出馬する意向を表明した。同選への出馬表明は元市議の男性に続き2人目=3月27日起稿。

橘川氏は1970年、綾瀬市生まれ。現在4期目で市議会最大会派の志政会に所属している。不動産賃貸会社役員で、2011年に市議に初当選し、議会運営委員長や基地対策特別委員長、副議長などを歴任。2021年には議長に就任し、あわせて神奈川県市議会議長会の会長も務めた。昨年4月の市議選で4選を果たした。

22日の会見では「綾瀬市の現状と課題を誰よりも熟知している自負がある。少子高齢化社会が加速度的に進行する中で我々現役世代がこの綾瀬市を引っ張っていかなければならない」と出馬への決意を述べた。

最重要課題として地域活性化をあげ、そのために「定住人口を増やすまちづくりが何よりも大切」と述べ、現市政が進める交流人口拡大の取り組みから定住人口を増やす取り組みに市政を刷新する意向を示した。

その上で「子育て政策と地域公共交通の利便性向上、地域経済の活性化、デジタル先進都市の推進」を中心に政策を組み立てる考えを示した。

綾瀬市が進める道の駅整備事業については、「進め方をもう一度検証する必要がある。賛成反対というよりは場所や規模、関係団体のと連携、その他の事業との財政的な優先順位もしっかりと考えたい」と述べ、市が示している基本計画はいったん破棄する意向を示した。

橘川氏は「今後も議会で発言していきたい」とし、当面は辞職せず市議を続ける意向も示した。

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