職人人生50有余年の店主が打つ蕎麦に心奪われ、姫路『つづらそば』で蕎麦通を気取る 姫路市
姫路で長く愛されている『つづらそば』。老舗蕎麦店には大人世代が足繫く通うというイメージでしたが、最近は健康志向の若い世代にも注目されているそうです。
県道5号線、竜野街道沿いにある同店。辻井バイパスと県道414号田寺今在家線、県道5号竜野街道が交差する「田寺3丁目」から西へ約250m進んだところにあります。
創業48年になる同店は、ご夫婦二人で営んでいます。15歳から職人として修行されていた店主。全国各地のお蕎麦屋さんで腕を磨いていたそうです。京都で働いていたとき、当時大学生だった女将さんと出会われたのだとか。
お二人が過ごしていた京都にある鞍馬寺には、約1kmにわたって曲がりくねった参道があります。その「九十九折」の坂道にちなみ、店名を『つづらそば』と名付けたそうです。
人気の「旬の素材の天ぷらせいろ」をいただきます。同店のだしは北海道の昆布と4種類のかつお節を使っています。化学調味料は一切使わず、自然の旨味だけがつまっているやさしい味です。
天ぷらのえびは海水で育ったブラックタイガーを使っているそうです。
「味が全然違うので、海水のものを選んでいます」と店主。実際に食べてみるとよくわかりました。えび特有の臭みが一切なく、プリプリの食感。旨味の濃いえびがサクサクの衣で包まれていて、格別な味わいです。
ごま豆腐やだし巻玉子の天ぷらなど、他では食べられない天ぷらもあります。ごま豆腐の天ぷらは、もっちりした食感と衣のサクッと感。意外な組み合わせでしたが、食べてみると納得のおいしさでした。
北海道産の蕎麦の実を使用。蕎麦の実の中心部分、白い部分だけで作られた蕎麦です。日本酒で言うと大吟醸のようなもの。とても贅沢な更科蕎麦です。あっさりした甘み、つややかな白、ツルツルっと喉ごしよく、もっともっと食べたいと思いながら食べ進めていました。
こちらも人気の「生ゆばのさしみ」。やわやわとろんとした生ゆばです。やさしい甘みと食感に心がほどけていくのを感じます。
土日は顔なじみのお客様が多く、すぐ満席になってしまうことも。初めての来店なら、平日が比較的入りやすいためおすすめだそうです。店主と女将さんお二人でゆったりとした時間の中、切り盛りされているため、予約は不可。1グループは4名までの入店とのこと。次回訪れる際まで覚えておこうと思います!
ご夫婦で労りあいながら無理のないペースで営んでいる『つづらそば』。体に染み入る蕎麦のおいしさと、お二人のやさしい笑顔に心がやわらかくなるひとときでした。
場所
つづらそば
(姫路市山吹2-11-22)
営業時間
火曜~木曜日
11:00~14:00(L.O.13:30)
金曜~日曜日
昼 11:00~14:00(L.O.13:30)
夜 17:00~20:00(L.O.19:30)
定休日
月曜日
駐車場
7台