【負債総額は約7,400万円】フィットネスクラブなど経営の株式会社サカヅメ(新潟市秋葉区)が破産開始決定、コロナ禍の影響で債務超過額が拡大
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、写真機・写真材料等の販売業者で、フォトスタジオも併設していた株式会社サカヅメ(新潟市秋葉区、設立1967年2月20日、資本金1000万円、坂詰真社長)は8月9日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。
なお、破産管財人には原田宏一弁護士(そらいろ法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は約7400万円が見込まれる。
株式会社サカヅメは1957年に創業、1967年に法人化した写真機・写真材料等の販売業者で、フォトスタジオも併設し、地元の一般個人を対象に営業を展開していた。また、フィットネスクラブの経営にも着手して業容を拡大。
しかし、コロナ禍の影響で集客が低迷し、2022年7月頃にフィットネスクラブの経営から撤退していた。また、主力業務においても大手との競合に加え、コロナ禍の影響でフォトスタジオの集客も苦戦を強いられ、2024年1月期の売上高は約530万円を確保するにとどまっていた。
また、売上高以上の赤字を計上し、債務超過額も拡大していたもので、資産運用の失敗もあり、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは161件目となる。