クマに足かまれるなど 上越市大島区の山林で男性2人が負傷
新潟県上越市によると2025年10月27日午前8時47分頃、同市大島区棚岡の山林で、測量作業をしていた20代の男性2人がクマに襲われ、足をかまれるなどして負傷した。2人はいずれも軽傷とみられる。
《画像:クマ出没を知らせる看板を設置する市職員(2025年10月27日午後1時半過ぎ)》
現場は棚岡町内会集会所から東に約900mの山林で、一番近い民家でも500m以上離れた場所。2人は作業中にやぶから突然出てきた体長約1mのクマに襲われたといい、1人は足首を軽くかまれ、もう1人は腕をたたかれ打撲傷や擦り傷を負った。クマは子グマとみられる。2人は自力で医療機関を受診し、勤務先の会社が市に通報した。
近くに住む女性(87)は「他人事じゃないと近所の人と話していたらクマが出てしまっておっかないと思った。戸締まりをして注意しようと思う」と話していた。
市は警察などと連携し、パトロールによる近隣住民への注意喚起などを行った。
《画像:現場から約1km先の国道(同午後1時過ぎ)》
おおよその現場の位置