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横浜国大にシドモア桜 友好団体が植樹 保土ケ谷一例目〈横浜市保土ケ谷区〉

タウンニュース

苗木に水をやる梅本代表理事(左)と梅原学長(右)。後方の建物は建築学棟

「日米友好の象徴」と呼ばれる米国ワシントンから横浜に里帰りした桜から生まれた「シドモア桜」が11月15日、横浜国立大学=常盤台=のキャンパス内に植樹された。「シドモア桜の会横浜」から寄贈されたもの。

シドモア桜の「シドモア」は、横浜外国人墓地に眠る米国人紀行家エリザ・R・シドモア(1856〜1928)が由来。有名なワシントンのポトマック河畔一帯の桜は、日本の桜の美しさに魅了された彼女が大統領夫人に桜の移植計画を持ち掛け実現したもので、横浜港から海を渡ったと言われている。1991年には同会の前身によってワシントンから里帰りの苗木が贈られ、シドモアの墓前に植えられた。この「里帰り桜」から生まれた苗が、シドモア桜として同会の手で市内各所に植樹されている。

横浜国立大学への植樹は、市内企業を通じて同会との接点が生まれ実現した。シドモアは明治三陸地震の津波を「TSUNAMI」として世界に発信した逸話もあることから、防災・減災を研究テーマに持つ都市科学部が受け皿となり、同学部が使用する建築学棟の前に苗木が植えられることになった。

植樹式には同大学の梅原出学長や、同会の梅本千晶代表理事らが立ち会い、梅原学長は「本学の営みに資する記念の植樹になれば」、区内在住でもある梅本代表理事は「2027年の横浜国際園芸博に向けて18区全てへの植樹を進めているので、保土ケ谷区で最初の植樹ができて光栄です」とそれぞれ話した。

桜は2年後の春には大輪の花を咲かせる予定。同学部の藤掛洋子学部長は「卒業生が桜の下で写真を撮るような、大切な場所になればと思います」と願いを語った。

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