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爆発!チャンバラ!史実が基の『室町無頼』 田舎くらしが共通項『サンセット・サンライズ』と『嗤う虫』

SASARU

毎週・木曜日の深夜1時30分から北海道・札幌のエフエムノースウェーブで放送されている、矢武企画制作・映画専門ラジオ番組「キャプテン・ポップコーン」の内容をSASARU movieでも配信!

キャプテン・ポップコーンこと矢武企画が映画の情報はもちろん、映画に関係するまちの情報をお届けします。

1月23日(木)に放送された「キャプテン・ポップコーン」は、『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部 ペルソナ』と『室町無頼』、『サンセット・サンライズ』、『雪の花 ーともに在りてー』をご紹介!

キャプテン・ポップコーンは、番組放送後スマホのアプリやインターネットで聴けるradikoのタイムフリー(有料)で日本全国、どこでも、いつでも、聴くことができます!

またradikoで、この番組をフォローして頂けると番組放送前に、オンエア通知が届いたり、フォロー欄から、簡単に番組情報やプレゼントキャンペーンの情報、番組ブログへ、アクセスできます!

※提供:キャプテンポップコーン
この記事では1月23日(木)放送の内容をお届けします。

「カツオ節のゆーへい、どきどきっ映画くじ」のコーナー#39

(C)2025 INTERFACE

このコーナーは全国大会で大阪府知事賞を受賞した「やぶやぶ節」がインターネットと平岸直売店で好評販売中のカツオ節の富樫政雄商店・ゆーへいさんに映画館での劇場体験、そしてクジで引けなければ観なかったであろう映画を運命的にマッチングするコーナーです。

今回は、映画『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部 ペルソナ』をご紹介!

この映画はAI の殺意を立証する裁判の行方を描いた近未来サスペンス『センターライン』(19)の続編です。

個人の趣味嗜好を学習した分身AI(デジタルツイン)が普及した平成39年、という近未来が設定です。AI を被告人として起訴可能とする法律が施行され、知能機械犯罪公訴部に配属された新任検事の米子天々音は、AI 犯罪事件の捜査を開始する。最初の事件の被疑者は、自死した女性の容姿を模したマネキンAI(=アバターみたいな)だったが、そのAI は取り調べで「私は殺されたんです」と供述する。
監督・脚本は現役のソフトエンジニアの下向拓生。

『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部 ペルソナ』

矢武:ゆーへいさんはどうでしたか??

ゆーへい:近い将来有り得るようなものが多く、AI の便利さと怖さをリアルに感じることができる作品で、映画の3部作の次回からの2作も観るのがとても楽しみになりました。

矢武:刑事訴訟法を軸とした法廷ドラマ、そしてSF ドラマとしてもおもしろかったですよね!

ゆーへい:主人公の米子の相棒のAI のバッジ「テン」や庶務の「阿倍野」など、周囲の人たちのコミカルな行動、言葉に笑いがあり、緊張と緩和があるサスペンスエンターテインメントの良作で、「踊る大捜査線」(97〜)シリーズを思い出させてくれるような雰囲気がありました。

矢武:インディーズにはめずらしく、ド直球なエンタメ作品でしたよね。組織の話でしたしいね。

ゆーへい:サスペンスとしておもしろい作品でした。AI と人間は今よりもっと身近になる時期が必ず来るはずで、その中でもしAI が人間と同じような、意志、感情を持った場合、どのように関わっていくべきかを真剣に考えるきっかけを与えてくれる映画となりました。

『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部 名前のない詩』

矢武:アメリカの判例がキッカケで日本の司法も倣ったという設定が日本らしくてリアルですよね。
映画『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部 ペルソナ』は、残念ながら上映が終了してしまいましたが、第2部『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部 名前のない詩』が1月24日(金)にTOHOシネマズ すすきので公開!

第2部からも楽しめる作品です。
人気インディーズバンドのボーカルが通り魔事件に巻き込まれた。彼のスマホにインストールされた歌詞生成AI が、事件の一部始終を目撃していた。しかし、曲を聞かせて歌詞を生成させることでしか、証言を聞き出すことができない。

気持ちがバラバラになってしまったバンドメンバーは、曲づくりを通じて、米子検事とともに事件の手がかりを追うというストーリーです。

SFというよりは、推理重視の展開です。このシリーズは、主人公が決してヒーローとして完璧ではないです。割と上手くいかないことが多く、最後はしんみりするエンディングなのでドラマとしておもしろい作品です。

矢武企画ことキャプテン・ポップコーンが 最新映画をご紹介っ!

(C)2025「室町無頼」製作委員会

映画『室町無頼』
1461 年、「応仁の乱」前夜の京。
大飢饉と疫病によって路上には無数の死体が積み重なり、人身売買や奴隷労働も横行していた。しかし時の権力者は無能で、享楽の日々を過ごすばかり。
そんな中、己の腕と才覚だけで混沌の世を生きる自由人・蓮田兵衛はひそかに倒幕と世直しを画策し、立ち上がる時を狙っていた。兵衛らは、巨大な権力に向けて暴動を仕掛けるがそんな彼らの前に、かつての悪友率いる幕府軍が立ちはだかる。

垣根涼介の時代小説を大泉洋主演で実写映画化した戦国アクション。『22年目の告白 私が殺人犯です』(17)の入江悠が監督・脚本を手がけ、日本の歴史において初めて武士階級として一揆を起こした室町時代の人物・蓮田兵衛の知られざる戦いを描く!
タイトルは硬い日本史感マンサイですが、アクション映画です。日本の時代劇というよりは『マッド・マックス』(79)のような感じです。

随所に名作映画へのオマージュが見受けられます!マカロニウエスタンのような雰囲気と音楽でライト層も入りやすい物語だと思います。

映画『室町無頼』<PG-12 指定>はTOHO シネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌のほか、旭川、小樽、江別、釧路、北見、苫小牧、室蘭、函館、帯広、稚内、千歳で絶賛上映中です!

(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会

映画『サンセット・サンライズ』

映画『あゝ、荒野』(17)、『正欲』(23)の岸善幸監督が脚本家・宮藤官九郎とタッグを組み、小説家・楡周平の同名小説を映画化したヒューマンコメディ。

菅田将暉が主演を務め、都会から宮城県南三陸に移住したサラリーマンが住民たちと織りなす交流を、コロナ禍や地方の過疎化、震災などの社会問題を盛り込みながらユーモアたっぷりに描きます。

実際の文化や出来事を巧みに盛り込むのはさすがクドカン脚本だなぁと思いつつ、地方からのメッセージも、押し付けがましいものではなく「見ているだけでいい」という、伝え方で考えさせられるものがありました。これは、本作の題材の1つ、3.11 以外にも通じる考え方だと思うんですよね。そう言う部分を踏まえても、本当にいい映画でした。
あとね、タコVS 菅田将暉のシーンがあるんですが『キングコング対ゴジラ』(62)ぶりですよ、タコと戦うシーンは(笑)。
この作品は、のんびりと映画館で観てほしいです。139分ありますが、長く感じなくてむしろ早いと思うくらいです。体感90分以内の映画です。

映画『サンセット・サンライズ』はTOHO シネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌のほか、旭川、小樽、江別、釧路、北見、苫小牧で絶賛公開中です!

(C) 2025映画「雪の花」製作委員会

映画『雪の花 ーともに在りてー』

江戸時代末期、有効な治療法がなく多くの人の命を奪ってきた疱瘡(天然痘のこと)。福井藩の町医者で漢方医の笠原は、患者を救いたくとも何もすることができない自分に無力感を抱いていた。自らを責め、落ち込む笠原を、妻の千穂は明るく励まし続ける。

どうにかして人々を救う方法を見つけようとする笠原は、京都の蘭方医・日野の教えを請うことに。日野の塾で疱瘡の治療法を探し求めていたある日、異国では種痘(つまり予防接種)という方法があると知るが、そのためには「種痘の苗」を海外から取り寄せる必要があり、幕府の許可も必要。実現は極めて困難だが、絶対に諦めない笠原の志はやがて、藩、そして幕府をも巻き込んでいく無名の町医者は、未曾有の疫病から日本をどのように救ったのか?

『博士の愛した数式』(06)の小泉堯史が監督。主人公の笠原を松坂桃李、妻・千穂を芳根京子、蘭方医・日野を役所広司が演じる。数年ごとに大流行していた疫病から人々を救おうと奔走した実在の町医者の姿を描いています。

やはり、我々もパンデミックを経験していますから、時代劇、と捉えずに、いつの時代も医療従事者への敬意を感じさせました。

映画『雪の花 ーともに在りてー』は札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌、イオンシネマ旭川駅前で1 月24 日金曜日から公開です!

(C)2024映画「嗤う蟲」製作委員会

映画『嗤う蟲

田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈は、脱サラした夫・輝道と共に都会を離れ、ある村へ移住します。麻宮村の村民たちは、自治会長の田久保のことを過剰なまでに信奉していました。
2人は、村民たちの度を越えたおせっかいにウンザリするも新天地でのスローライフを満喫します。そんな生活のなかで杏奈は、村民のなかには田久保を恐れる者たちがいる、と不信感を抱くようになっていきます。

一方、輝道は田久保の仕事を手伝うことになり、村の隠された<掟>を知ってしまう。それでも村八分にされないように、家族のため<掟>に身を捧げることに……。
田舎でのスローライフを夢見て、都会から村へと移住してきた夫婦が、その村に存在するある「掟」に追い詰められていく姿を描いたスリラー。『アルプススタンドのはしの方』(20)の城定秀夫が監督。深川麻衣、若葉竜也が夫婦役で出演。

スリラーといえば、スリラーなのですが、ひゃ~こわいというスプラッター系ではないです。優しさや笑顔がこわい、そんな映画。
では、掟とはなんなのか、意外な真相と現実味で驚きです。深川麻衣さんの、怒りと悔しさの表情がすごかったです。

映画『嗤う蟲』<PG-12 指定>は札幌シネマフロンティア、サツゲキ、釧路、北見、苫小牧で1 月24 日金曜日から公開です!

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