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【画像で解説】キーボードが打てない場合の対処法。応急処置も紹介

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【画像で解説】キーボードが打てない場合の対処法。応急処置も紹介【求人ボックスジャーナル】はたらき方やキャリアを考える機会を創出するメディア

パソコンのキーボードで文字が打てないトラブルが起こると、作業に大きな支障をきたしてしまいます。キーボードが打てなくなるのにはさまざまなケースがあるため、その状況に合わせた対応が必要です。
この記事ではキーボードが打てなくなったときの応急処置や原因、対処法を画像付きで解説します。

※本記事ではWindows 11で動作確認をしています。

キーボードが打てないときに確認してほしいこと

キーボードで文字が打てなくなったら、まずは以下を確認しましょう。

パソコン本体のバッテリーが切れていないか 有線キーボードのコードが断線していないか ワイヤレスキーボードのバッテリーや電源が切れていないか パソコンとキーボードが接続されているか

有線キーボードを使用している場合、いったんコードを抜いてもう一度差し込みます。改善しなければ、別の差し込み口に変えてから、文字が打てるかを確認します。
Bluetoothのワイヤレスキーボードを使用している場合、スタートメニューの「設定」を選択後、「Bluetoothとデバイス」の「デバイス」をクリックして接続状況を確認します。
※バージョンによっては、「設定」の左上にある「ナビゲーション」に「Bluetoothとデバイス」が表示されます。

接続できていなければ「デバイスの追加」から該当のキーボードを追加します。ペアリング方法は製品によって異なるため、使っている機器の接続方法を確認しましょう。

キーボードが打てないときの応急処置

そのまま作業を続けたいときやとりあえず文字を打てるようにしたいなら、キーボードを画面に表示させ、マウスで文字を打つ 「スクリーンキーボード」 が便利です。以下でスクリーンキーボードの設定手順を紹介します。

スクリーンキーボードの設定手順

①スタートメニューを選択後、「設定」「アクセシビリティ」の順で選び、「アクセシビリティ」の「キーボード」をクリックします。
※「設定」で「アクセシビリティ」が表示されないときは、「設定」を選択後、左上の「ナビゲーション」を開き「アクセシビリティ」をクリックします。

②「キーボード」を選択後、「スクリーンキーボード」をオンに設定します。

この操作で以下のキーボードが画面に表示されます。

キーボードが打てないときの対処法

ここでは、キーボードが打てなくなったときの5つの対処法を紹介します。

対処法1. パソコンを再起動する

パソコンのトラブルが発生した場合、再起動によって問題が解決することがあるため、まず試してみるのをおすすめします。以下で再起動の手順を紹介します。

再起動の手順

スタートメニューで「電源」ボタンを選択して、「再起動」を選びます。「更新して再起動」が表示されていたら、そちらをクリックします。

対処法2. パソコンの放電作業を実施する

長時間パソコンを使い続けると、内部に不要な電気が溜る「帯電」が起こります。帯電が原因の可能性もあるため、再起動で改善しないときは放電作業を実施しましょう。以下で放電作業の手順を紹介します。

放電作業の手順

スタートメニューを選択して「電源」ボタンの「シャットダウン」を選択します。シャットダウン後は、周辺機器をすべて取り外します。(取り外しが可能ならバッテリーも外す)数分そのまま放置したあと、再度電源を入れます。

対処法3. フィルターキー機能を無効にする

「フィルターキー機能」が有効になっていることも原因として考えられます。フィルターキー機能とは、同じキーが何度も押されるなどの誤操作と思われるキー操作をパソコンが無視してタイプミスを防ぐための機能です。
以下で、フィルターキー機能を無効にする手順を紹介します。

フィルターキー機能を無効にする手順

①スタートメニューを選択後「アクセシビリティ」のなかの「キーボード」をクリックします。

②「キーボード」にある「フィルターキー機能」の設定をオフにします。

対処法4. アプリケーションを更新・再インストールする

特定のアプリケーションを使用中のみに打てなくなるのなら、アプリケーション側の問題かもしれません。該当のアプリケーションのバージョンを確認し、古ければ更新を行います。最新の場合は再インストールを行ってみてください。複数のアプリケーションを操作中なら、使用するアプリケーションの選択で改善するときもあります。アプリケーションの自動更新機能を有効にしておけば、常に最新の状態へ自動で更新も可能です。

対処法5. キーボードドライバーを更新・再インストールする

キーボードを使用するための「キーボードドライバー」の不具合は、文字が打てなくなる原因のひとつです。キーボードドライバーの更新・再インストールにより、改善する場合があります。以下でキーボードドライバーの更新・再インストール手順を紹介します。

キーボードドライバーの更新手順

①使用中のアプリケーションをすべて終了します。作業中のファイルがあれば、保存後に終了させます。
②スタートメニューを右クリック後、表示されたメニューのなかから「デバイスマネージャー」を選択します。
③「デバイスマネージャー」が表示されたら、「キーボード」の横の三角のマークを選択します。

④「キーボードドライバー」のなかから更新するものを右クリックして、「ドライバーの更新」を選びます。

⑤「ドライバーの検索方法」が表示されたら「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択します。

⑥「コンピューター上のドライバーを参照します。」が表示されたら、「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」を選びます。

⑦「製造元」の一覧で「(標準キーボード)」を選び、④で選択したものと同じキーボードドライバーを選んで「次へ」をクリックします。
※「互換性のあるハードウェア」にチェックが入っている場合は、「製造元」の一覧は表示されません。

⑧「ドライバーが正常に更新されました」と表示されたら「閉じる」を選択します。そのあとに表示される「システム設定の変更」で「はい」を選び、再起動を行いましょう。

キーボードドライバーの再インストール手順

①使用中のアプリケーションをすべて終了させます。作業中のファイルは、保存してから終了します。
②スタートメニューを右クリックして、表示されたメニューの中から「デバイスマネージャー」を選択します。
③「デバイスマネージャー」が表示されたら、「キーボード」の横の三角のマークを選択します。
※ここまで「キーボードドライバーを更新手順」と同様
④表示された「キーボードドライバー」のなかから該当するものを右クリックして、「デバイスのアンインストール」を選択します。

⑤「デバイスマネージャー」を閉じたら再起動を行います。

キーボードの一部が打てないときの原因別の対処法

ここでは、一部の文字が打てない場合の原因別の対処法を紹介します。

アルファベットが打てない場合

「Alt」キーと「カタカナひらがなローマ字」キーを同時に押す

アルファベットが打てない原因は、入力モードが「カナ入力」「かな入力」になっている可能性があります。「Alt」キーと「カタカナひらがなローマ字」キーを同時に押して、「ローマ字入力」に切り替えれば、入力できるようになります。アルファベットの大文字が打てないときは、「Shift」キーと「Caps Lock」キーを同時に押します。

カタカナが打てない場合

「Alt」キーと「カタカナひらがなローマ字」キーを同時に押す

カタカナが打てない原因は、「かな入力」「ローマ字入力」になっていることが考えられます。「Alt」キーと「カタカナひらがなローマ字」キーを同時に押すと、カタカナが入力できます。

数字が打てない場合

Num Lockキーを押す

数字が打てない原因は、数字入力の切り替えができる「Num Lock」が無効になっているからかもしれません。「Num Lock」キーを押してオンにすると数字が入力できます。

日本語入力ができない場合

日本語入力ができない場合は、既定の入力方式が日本語以外になっている可能性があります。こちらは、言語の設定を日本語にすると解決します。以下で入力方式の設定手順を紹介します。

入力方式の設定手順

①スタートメニューを選択後、「設定」の「時刻と言語」をクリックします。
※「設定」で「時刻と言語」が表示されないときは、「設定」を選択後、左上の「ナビゲーション」を開き「時刻と言語」をクリックします。

②「入力」を選択して「キーボードの詳細設定」を選びます。

③「既定の入力方式の上書き」が表示されたらタブをクリックして、表示されたなかから日本語を選びます。

キーボードが誤作動するときの原因別の対処法

キーボードで誤作動が起きる原因や対処法について紹介します。

押していないキーが入力される場合

押したキーと異なる文字が表示されるなど、配列どおりに打てないのは、キー配列が正しく認識されていないからかもしれません。こちらは、入力方式の設定で日本語入力にすると解決する場合があります。変更できなければ、キーボードドライバーを更新・再インストールしてみましょう。

キーボードを打っていないのに文字が連続で入力される場合

連続で勝手に文字入力される原因は、キーの隙間にゴミが詰まっている、システムの一時的な不具合などが挙げられます。ゴミが詰まっている場合は、無理に分解したり、水やアルコールなどの液体を使ったりするのは故障の原因となるため、 毛先の柔らかいブラシやエアダスターなどで掃除するようにしましょう。 掃除によって解決しなければ、パソコンの再起動や放電作業を行ってください。

キーボードの反応が遅い場合

反応が遅いのは、入力の速度設定が遅くなっている場合があります。以下でキーボードの速度の設定手順を紹介します。

速度の設定手順

①スタートメニューを選択後、右上の「すべてのアプリ」を選び、そのなかから「Windows ツール」をクリックします。
②「Windows ツール」の「コントロールパネル」をダブルクリックします。
※タスクバーの検索ボックスに直接「キーボード」と検索後、手順④から進めることもできます。

③「コントロールパネル」が表示されたら、右上の「表示方法」が「カテゴリ」になっている場合、タブから「大きいアイコン」を選びます。
※「小さいアイコン」でも表示されます。

④「コントロールパネル」の「キーボード」をクリックします。

⑤「キーボードのプロパティ」が表示されたら、「速度」のタブを選び、「表示までの待ち時間」や「表示の間隔」を調整します。
⑥「このボックス内でキーを押し続けて、文字の入力をテストしてください」の入力欄でテストを行い、調整後「OK」を選択します。

改善しないときは修理や買い替えの検討を

今回紹介した対処法を行ってもトラブルが改善されない際は、ほかのパソコンに接続してみて、キーボードが使えるか再度確認を行いましょう。もしも、ほかのパソコンでも使用できなければ、キーボード自体が故障しているのかもしれません。そのときは、メーカーや購入した販売店に問い合わせて修理の依頼をするか、買い替えの検討が必要です。

まとめ

今回は、キーボードが打てなくなったときの原因や対処法について紹介しました。キーボードが打てなくなるのは、パソコン側かキーボード側のどちらかの設定、不具合によって起こります。この記事で紹介した方法を試すことで、原因を特定できるかもしれません。困ったときはぜひ参考にしてください。

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