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骨董&カフェ複合店『うとや』探訪①まるで外国!『かがりび』で優雅なお茶の時間を 南あわじ市

Kiss

南あわじ市広田の県道125号線沿いにこの夏、ユニークな複合店舗がオープンしました。その名は『うとや』。骨董品等を扱う個性的な2店舗が営業しています。記者は興味津々で現地を訪問。今回はそのうちの『骨董&カフェ かがりび』をご紹介します。

『うとや』外観 広田八幡神社のすぐ近くにあります

店舗の建物は、数年前まで和食のお店だった所。広い駐車場からは、遠くの山並みが見晴らせます。8月初旬のオープンの際には、この駐車場で『うとやマルシェ』と『しまの蚤の市』が開催されました。

扉を開けると見える店内の風景 まるで外国のよう

「かがりび」とサインのあるお店のガラス戸を開いて、思わず言葉を失いました。目の前に広がっていたのは、セピア色の優雅なシノズワリ空間です。まるでヨーロッパの小さな町にある骨董屋さんに入り込んだ気分。

アンティーク/ヴィンテージの調度品がぎっしりと並びます
シノワズリの食器を集めた棚 掛時計は繊細な音色で鳴ります

店内の中心には大きな一枚板のテーブルを据えたカフェスペース。それを囲むように、どの壁にも食器やアクセサリー、調度品等が整然と並びます。雰囲気はまさにギャラリー!

「古いモノが好き過ぎて♡このお店を開きました」と村上店主

こちらが店主の村上春花さんです。清々しい佇まいに朗らかなお人柄がステキな村上店主は、アクセサリー作家。天然石や淡水パールを使用した繊細なデザインが特徴です。

天然素材を使った村上店主の作品

洲本市の複合施設『マルショーマルシェDoA Door』で営業していた際は、ドライフラワーが主品目だった同店。新店ではアンティーク/ヴィンテージ物の雑貨類と、店主自身の作品を取り扱っています。

カウンターに並ぶグラスやカップもすべて購入可能

また同店には、骨董の器でドリンクや自家製焼き菓子を提供するカフェを併設。「商品を眺めながら、ゆったりと一息ついて頂けるように」と、村上店主は優しい笑顔で話します。

(左)「週替わりの自家製パウンドプレート」400円(税込) (右)「自家製フレッシュハーブティー(ポット)」780円(税込)

この日はたくさん実食!美しい器で運ばれて来た「胡桃とラムレーズンのパウンドケーキ」と「自家製フレッシュハーブティー」は、店内の雰囲気と調和して、食べるのがもったいない風情です。

見た目も清々しい自家製ハーブティー

自家栽培のミントやレモンバーム等さまざまなハーブにすだちを加えたフレッシュハーブティーは、スッキリとした味わいが口の中に広がります。

胡桃とラムレーズンの風味が香ばしいパウンドケーキは、緩やかな甘さが心地よい1品です。アイスにかけたベリーのソースも、もちろん自家製。ブルーベリーは「あわじ増田ファーム」のものを使用しています。

「カスクートプレート(ドリンク付)」1,200円(税込)

こちらは同店で9月から提供が開始された「カスクートプレート」。現在は、日曜日に数量限定の「モーニングプレート」としても楽しむことができます。

上品な器に乗ったバケットサンドと彩り豊かなサラダ。内側をカリッと焼いたバケットに、ハムと卵をギッシリ挟んだサンドは食べ応え十分。素材を活かしたシンプルな味わいが好印象です。

カフェメニューはどんどん開発・更新中

食べ終えると現れる、プレートに描かれた風景やカップの底にある図柄。そうしたものも楽しみつつ静かな異空間で過ごすカフェタイムは、至福のひとときでした。

AVONのヴィンテージアクセサリー
大きな鏡? 実は隣のお店への通路です

「ふと立ち寄りたくなる、小さな灯火のような存在でありたい」との想いから『かがりび』という店名を選んだ村上店主。「カフェ目当てでも全然OK!この“空間”を楽しみに来てくださいね」と、お客様へのメッセージです。


場所
骨董&カフェ かがりび(うとや内)
(南あわじ市広田広田892-1)

営業時間
木~日曜日 8:00~17:00

定休日
不定休

駐車場
あり

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