Yahoo! JAPAN

「多様性を礎に」 福田市長が新年の辞〈川崎市高津区〉

タウンニュース

挨拶に立つ福田市長(右)と青木議長

川崎市新年賀詞交換会が1月5日、ミューザ川崎(幸区)で行われ、市内の諸団体や関係者ら約630人が出席した。主催者代表であいさつに立った福田紀彦市長は元日に発生した能登半島地震に哀悼の意を表明。「市消防局や上下水道局の給水車が現地で活動している。今後医師らを派遣し、対口支援先に決まった輪島市への調整も進めている」と報告し、被災地ではない地域が経済を回すことで必要な支援を届けるべきとの考えを示した。今年市制100周年を迎え、多様性を尊重し発展してきた歴史にも触れ、「これからも川崎市の礎となる。新たな交流により、新たな価値を生み出すような一年に」と期待を込めた。

同じく主催者の青木功雄市議会議長は地震や航空機事故の犠牲者を追悼し、「支援の輪が広がることを望む」とあいさつ。京浜工業地帯を築きまちの発展へとつなげた浅野総一郎の名を挙げ、「川崎で新たなエネルギーが作られようとしている。そこに若い人が集まり、新たな力が生まれ、世界に届ける動きになればいい」と願った。

会後半には、川崎が聖地とされるブレイキンの世界的トップダンサーでパリ五輪出場が内定しているShigekixさんらがパフォーマンスを披露。高度な技の連続で会場を沸かせた。

翌日は「高津区賀詞交換会」

この翌日1月6日には「ホテルARUKSP」(坂戸)を会場に、高津区全町内会連合会(大島明会長)と高津区社会福祉協議会(冨田誠会長)主催の「高津区賀詞交換会」が開催された。

当日は町内会や社協、行政関係者など470人が出席。前年、3年振りに再開した新年の恒例行事に臨んだ。

鏡開きの後、乾杯の挨拶に立った冨田会長は、能登半島地震の被災者に哀悼の意を表明。やや落ち着いた雰囲気の中、市制100周年を迎える新年の喜びを、皆で分かち合っていた。

乾杯の音頭をとる冨田会長(中央)

【関連記事】

おすすめの記事