【ひばりBOOKSの「文庫フェア」】「口コミ」を書店が媒介
静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市葵区の書店「ひばりBOOKS」で6月23日まで開催中の「文庫フェア」。5月25日に開かれた第16回静岡一箱古本市の関連企画として初めて実施。県内外の「本のプロ」たちが「青春の1冊」を推薦する。
小説家、詩人、評論家、編集者、書店主ら本の仕事に携わる22人が参加。寄せられた推薦文をオリジナルの帯にして22冊に巻き、書店で平積み展開する。「口コミ」を書店が媒介する仕組みが楽しい。個人的に興味を引かれた作品と推薦者は次の通り。植村直己「青春を山に賭けて」(高久書店・ 高木久直さん)。深沢七郎「東京のプリンスたち」(水曜文庫・市原健太さん)。寺山修司「寺山修司少女詩集(文芸批評家・川口好美さん)。(は)