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阿久津仁愛「カンパニー全員で、すべてをかけて創りました!」 ミュージカル『テニスの王子様』Dream Streamインタビュー

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阿久津仁愛

テニミュ3rdシーズンを締めくくるイベント、ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2020が中止となり、ドリライに代わる催しとして改めて発表されたのが、卒業メモリアル配信企画・ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン「みんなで繋がる!テニミュ3rdシーズン ファイナルロード」だ。3rdシーズン全校が集合した「秋の大運動会 2019」から始まり、地区予選~関東大会全8作、そして全国大会全6作の中よりそれぞれファンから募った投票結果をもとに上位3作品を配信。そして、ファイナルとして新作の映像作品・ミュージカル『テニスの王子様』Dream Streamの配信へと続く盛りだくさんのスケジュールは、まさにテニミュ3rdシーズンを共に歩んできたキャストとファンにとっての大切な“ファイナルロード”。そのラストを飾るDream Stream配信を控え、越前リョーマ役の阿久津仁愛にインタビュー。胸に灯るテニミュ愛と、“卒業”を迎える心境を語ってもらった。

阿久津仁愛

ーードリライ中止の決定を聞いたとき、何を思いましたか?

最初は「中止」という言葉が信じられなかったです。そして、悔しかったです。渋谷の109にドリライの広告が出て、自分がそこに写っているのを見て感動した直後だったので……。お風呂に入ってる時とか考え事しているとちょっと気持ちが沈んだりはしていました。なので、改めてミュージカル『テニスの王子様』Dream Streamを配信すると聞いたときはすっごく嬉しかった。僕たち3rdシーズンの今までの曲と、あとドリライでやる予定だった曲で映像作品を創る。テニミュはPVとかCM、これまでの映像もカッコいいものばかりだったので、そういう形で自分たちの姿も残せるのはすごく楽しみになりました。

ーー以前お話を伺った際、「いつもテニミュの曲から元気をもらっている」とおっしゃっていました。きっと、中止決定後の自粛期間中にもテニミュナンバーは心の支えになってくれていたんでしょうね。

はい、毎日テニミュの曲は聴いてるんです、ほんとに。特にカッコイイ曲が好き。もちろん元気をもらってた曲もたくさんあります! 青学(せいがく)ナンバー以外もいろいろ思い浮かびますけど……青学(せいがく)ナンバーだったら『THE TOP』とかめちゃくちゃ好きですね。聴くと結構アガります(笑)。でも、聴いてるとやっぱり身体を動かしたくなるし、特に夜に観たり聴いたりしてると眠れなくなっちゃうので……。​

阿久津仁愛

ーー複雑な状態(笑)。

テニミュナンバーは常に聴きたいし、やっぱり聴くと元気になるし、でも聴いちゃうと動きたくなるのに動けない! 気持ちもカロリー消費も解消することもできなくて大変でしたね(笑)。あ、もう一曲、全国大会立海後編公演の青学(せいがく)ナンバー、『ポジティブシンキング』もいいんです。名前の通り、ポジティブになれます!​

元気をもらえるという意味では8月から始まっている『ファイナルロード』の配信もそう。観てるだけで元気になれたし、あとみなさんのコメント欄が新鮮で! 「あ〜こういう気持ちでお客様は舞台を楽しんでるのか」ってわかって、もうずーっと読んでました。なんならコメント欄見ている時間の方が長かったかもっていうくらい(笑)。テニミュにはたくさん勇気をもらい続けてます。

ーー配信はファンのみなさんの投票結果によって作品が決定されました。もし阿久津さんが一票を投じたなら?

選べないなぁ〜。でも……自分で言うのは恥ずかしいけど、やっぱり一番最初に自分が出た『青学(せいがく)vs六角』公演かなぁ。ほんとは全部観て欲しいですけどね(笑)。全公演の中で自分で自分を観て「かっけ〜!」って思ったシーンがひとつありました! 幸村との試合、『全国大会 青学(せいがく)vs立海 後編』公演で、試合が進んでリョーマが天衣無縫になって歌ったあとの……観てもらうとわかると思うんですけど(笑)、みんなが歌って、がっとなって、「ゲーム、越前」で、一瞬リョーマのアップになるんです。自分ではあんまりそのときの感情を覚えてないんですけど、そのときのリョーマが天衣無縫で無邪気な姿に見えつつも、振り返って幸村を見たときの顔がこう……なんか……「戦いの顔」に変わってて、それがめちゃくちゃイイんです。自分とは思えなくて、「リョーマ、かっけ〜!」って口に出ていました。そこはぜひ押さえて欲しいオススメのシーンですね。​

ーー最後の試合のクライマックス。それまで積み重ねてきた全部を集約した、阿久津さんとリョーマが一心同体になった瞬間!

ですね。『全国大会 青学(せいがく)vs立海 後編』公演はまるまる全部、ほんとに見どころです。あの公演はもう足も動かなくなっちゃうかもって思うくらいのギリギリのところまで必死に稽古をして、本番でもまさに毎公演「部活の試合に挑む」というイメージでやってたところがあったので──もうステージ上がね、もはや土に見えましたから。​

阿久津仁愛

ーーまさに「コート」で「テニス」をやっていた。

やってましたね~。千秋楽の映像を見返すと自分のお芝居に「ちょっと熱が入りすぎてしまってるかな」ってくらいにも思えるんですが……でも、それがなんか自分らしいのかなって。リョーマを演じるにあたって最初の頃はなかなか自分の表現が定まらなかったのが、シリーズを重ねていくごとにだんだんスキルアップもするし、自分らしい表現でリョーマを演じられるようになって、たどり着いたのがあの幸村戦のリョーマ。​

ーー撮影はいかがでしたか?

やっぱりお客様の反応がないと不安になるので(笑)、撮影していても「今のちょっと大丈夫だったかな」って思う瞬間もあったんです。でも、ある曲で学校でロケをしたんですが、そこに部活をやってる生徒さんたちがいて、「こっちを見てる。野球部に見られてる!」っていうそれが(笑)、ちょっとモチベーションにはなりました。もちろん、表情とか口の動かし方とか映像仕様でパフォーマンスするにはどうしたらいいかなっていうのは考えてやっていましたけど、でもやっぱり生でパフォーマンスを観ていてもらえるのは自分にとって大きなモチベーションになるんだって実感しました。全体の完成型はまだ自分も見てないんですけど、ロケやCG合成、ドローンを使ったりもしたので、仕上がりがとても楽しみです。

阿久津仁愛

ーー青学(せいがく)メンバーともちょっと久しぶりの再会で。

みんな変わってなかったです。僕は単純に寂しかったから、会えて嬉しくて、ひとりでぴょんぴょんしてたと思う(笑)。みんなも嬉しそうでした。TDC(東京ドームシティ)ホールでも撮影をして、それもすごく楽しかったです! 久々にTDCホールに行ってみんなでアップとかしてたら公演していた頃を思い出して、「これで最後だ」と思いつつ、今までと同じ日常の風景、いつもと同じアップをしていた瞬間が、自分の中でグッと来ましたね。あとは……やっぱりこの映像が僕たち青学(せいがく)の卒業の作品になるので、チームとしてもそこに全てをかけました。「これで完全に卒業だ」って気持ちで全力を出しきった。久々にあんなに踊ったりして疲れたけど(笑)、疲れるくらいのめりこめてよかったなって思います。​

ーー初舞台でもあったテニミュ。たくさんのことを学びました。

最初はほんとに真ん中に立っている自分が恥ずかしくなるくらいに自信がなかったんですけど、そういう気持ちの面でも相当成長させてもらったし、プレッシャーとかにも結構強くなりました。ほんとに楽しかったです、稽古も本番も。その次に、「大変なこともあったな、できなくて悔しい、もっとできるはずだっていう気持ちもあったよなぁ」っていう思い。初舞台だったので技術とかではなく気持ちとか熱量っていうのを優先してやれたんですけど、主人公としてみんなを引っ張れてたという自信はないんです。ただ、センターに立つ人間として周りのみんなが誇りを持てるような存在、僕がセンターでよかったって思ってもらえる様に、認めてもらえる様に必死で頑張ったので。いつどこで変わったのかのポイントはなかなか自分ではわからないですけど、存在感とかオーラとかが確実に成長……するものなのかな? 身につくものなのかな? でも自分で見ていてもそういうセンターにいる人としての空気を感じられる様にはなれました。素の自分は全然そうじゃないけど(笑)、舞台の上では確実に存在感を得ることができた。テニミュは役者・阿久津仁愛という存在を作れた場だと感じています。

ーーでは、越前リョーマというキャラクターに対しての思いは?

「憧れ」。舞台上ではもちろんそんなこと考えないですけど、普段の自分から見たら、たどり着けない存在。テニスの強さやセンスがあって、だから生意気でも許される(笑)。自分もリョーマみたいに思っていることや感情をストレートにみんなに伝えられる様になりたいなって思っていました。自分が、僕の思う理想のリョーマになれない時は悔しかったし、今もずっと追い続けている……けど、「憧れ」だけじゃなく「勝ちたい」っていう思いもあったので。そうですね、「ライバル」ってことにしておいてください(笑)。

阿久津仁愛

ーー作品の生みの親、原作者の許斐剛先生とも交流がありましたね。

去年テニミュチームがサプライズで作った先生への誕生日プレゼントを代表で渡しに行ったんですけど、その時にリョーマくんを描いてくださって、そこに「頑張れ」ってメッセージも書いていただいて。それがもうめちゃくちゃ嬉しかったんですよ〜! 先生はご自分のイベントとかでも一人ひとりに手渡しで何かあげたりされていると聞きますし、ホントにサービス精神がすごい。そしていつも笑顔で僕にも接してくださって、お会いすると自然に暖かい気持ちが伝わってくる素敵な方なんです。​

『全国大会 青学(せいがく)vs立海 後編』公演を観に来てくださった時は、許斐先生が言ってくださった言葉で泣いちゃったんです。聞いているうちに「頑張ってきてよかったな」って思えて……で、ハグしてもらって。その時になんかめちゃめちゃ楽になれたというか──背負っていたものを解いてくれたのか、プレッシャーを吸い取ってくれたのか、そういう感じがすごいあったので……やっぱり神、神様です! 先生自身もステージに立たれて歌もダンスも見せてくれる。ホントになんでもできるんだなぁって……だから、許斐先生は自分にとって大きな大きな目標。先生のような“表現者”にいつかなれたらいいなぁ。

ーー11月にはいよいよDream Stream配信開始です。“ファイナルのファイナル”に向け、改めて3rdシーズンを応援してくださったみなさんへメッセージをお願いします。

撮影が全部終わった時はこれでもうリョーマが遠い存在になってしまうようで「ヤダヤダ。さみしい」って思って……でも清々しい気持ちで締めくくりたかったので、絶対泣かないぞって決めてやり遂げました。でも、全部終わった時、泣いちゃいましたけど(笑)。今日は久しぶりの取材でちょっと緊張していたんですけど、楽しかったですし、自分のテニミュに対する想いとか、最後の配信についての意気込みとか、自分の中で思っていることをちゃんと言えたと思います。動画で卒業を迎えるというのは新しい試みだと思うんですけど、僕はみんなで観るテニミュが一番楽しいと思うので、ぜひ一緒に配信を楽しめたら嬉しいです。コメント欄も楽しみです。青学(せいがく)も他のチームもほんとにすべてをかけてDream Streamを創り上げました。絶対に満足できると思います。それは、自信を持って言えます! 配信日をぜひ楽しみにしていてください。

阿久津仁愛

ヘアメイク=大西トモオ

取材・文=横澤由香 撮影=山本れお

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