前線の選手が相手のボールホルダーにプレスをかけにいった時のプレッシングのやり方とは!?【サッカー局面を打開する デキる選手の動き方/林陵平】
守備の原則③ボールホルダーにプレスをかけたときのポジショニング
前線からのプレッシングの使い方①
一度中を絞ってから動き出す
前線の選手が相手のボールホルダーにプレスをかけにいったとき、周りの選手のサポート位置が適切でないとプレッシングは成功しません。フォワード(FW)が1人でプレスをかけにいくだけで後ろが付いてこなければ意味がないのです。2列目の選手は一度中に絞って中央を固めます。相手に中央を突破させるのが一番の問題だからです。中に絞ってから前線の選手の動きに合わせ、相手がサイドにボールを出すのを見計らってそこを押さえに行きます。最終ラインはコンパクトにしましょう。
【OK】中盤の選手は中に絞って閉める
守備に入るときに中盤の選手は一度中に絞って固めることが重要。中を閉めて外に出させることが大事。
中を絞ってからサイドにプレスに行き全体を圧縮させよう。
【NG】サイドに意識がいきすぎると中央を突破される
守備の開始でサイドに意識がいきすぎてポジションを取ってしまうと中にボールを入れられて中盤のラインを突破されてしまう。
守備への切り替えが遅れたら、下がりながら中を絞ることを考える。
【出典】『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』 著:林陵平