義母「朝は忙しいから無理して用意しなくていい」無理をさせているのは誰!? #頑張り過ぎない介護 179
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
朝、リビングにやって来た義母。まる子さんに向かって「デイケアに行く気はあるんだけど、腰が痛くて立てないから休むわ」とひと言。ここのところ、腰が痛いと言い続けていて、デイケアもずっとお休み中です。そして午後になり、まる子さんが部屋に行くと……そこには床をはって移動する義母の姿がありました。まさに過去に圧迫骨折をしたときとまったく同じ光景です……。また圧迫骨折をしていると確信したまる子さんは、義母に整形外科の受診をすすめますが、義母は「整形外科の薬は強いから」という理由で頑なに拒否。なぜそこまで拒否をするのか、まる子さんは理解に苦しみます。
ここは旅館…!?
義母が床をはっているのを見てから数日がたち、またデイケアの日がやってきました。まる子さんは、こんな状態で行けるのかと心配していましたが、義母は具合が悪いと言いつつも食事はしっかりと食べられるようで、元気そう。というわけで、デイケアには予定通り行ってもらうことにしました。しかし、久しぶりのデイケアは相当疲れたようで、翌日は朝食の時間まで爆睡していた義母。起きてすぐ全身の筋肉痛を訴えていて、早くも次のデイケアをお休みしそうな雰囲気です……。
義母に持って行くご飯は直前に温めているのですが、冷めないようにラップをしていたら、義母はそれが気に入らなかったようです。
しかし、言われた通りにラップを外して持って行くと、今度は乾燥が気になるみたいです。
一体どうすれば……?
義母は文句を言うだけ……。
残った選択肢は紙……? やってみる価値は……ありそう!?
私が朝から忙しいのは義母もわかっているようで、一応気づかう発言もあるのですが……。
その発言とは裏腹に、リクエストが次から次へと飛んできます。
※アノコ:義母の娘、まる子さんの義姉
こう言われると、出さないわけにもいかず……。
結局、リクエスト通りにすると旅館並みの朝食になってしまいます。
品数が多く使う食器も多いので、後片付けもかなりのストレスです……。
わが家の炊飯はガスなので、保温が効きません。そのため、義母の分は朝炊きあがったものを直前に温め直してから部屋に届けています。義母は朝食が届いてからトイレや洗面所に行くので、茶碗にラップをして冷めないように乾燥しないようにしていたのですが、ラップはお茶碗に水滴がつくから嫌とのことで、ラップを外すことに。しかし、そうなると今度は乾燥が気になるらしく、文句を言われてしまいました。食事はほぼ同じ時間に出しているので、それまでにトイレと洗面所に行っておいてくれればいいだけなんですけどね……。
義母は「朝は忙しいんだから、朝食は無理してあれこれ用意しなくていい」と言いますが、そのわりには朝食のリクエストが多いのです……。食材を食べずに腐らせるのは絶対に許されないので、そうならないように私になりに計算しているのですが、義母から「どうしても今日食べたいから」と言われたおかずがあれば、それを出さないわけにもいきません。そして、結局いつも旅館並みの朝食が完成してしまいます。
朝食はトーストとヨーグルト、コーヒーがあれば十分だと思う私からすると、義母の朝食は使う食器が多く後片付けも大変なので、イライラが募ります。でも、これを毎日完食するということは、義母が元気な証拠。本来なら喜ぶべきなのかもしれません……。
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毎朝当たり前のようにそんな朝食が出てくると、あれもこれもと頼みたくなる義母の気持ちも少しわかるような気がします。忙しい朝でも、義母のために旅館並みの朝食を準備するまる子さんには尊敬しかありません……。毎日、食べたいものを食べたいときに食べられることは、とても幸せなことですよね。
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