初対面3人で水難救助 平塚警察署が表彰
平塚市千石河岸の海岸線で流されていた人を人命救助した3人が6月25日、平塚警察署で石井清一郎署長から表彰を受けた。表彰されたのはサーフィンをしていた平松佑一さん(39・夕陽ヶ丘在住)、中浦章さん(39・鎌倉市在住)、鶴見直矢さん(26・相模原市在住)の3人。
6月24日、8人連れの海水浴客のうち、4人の子どもが海に流された。岸に上がっていた中浦さんが騒ぎに気付き1人目を救助。2人目と3人目を救助する際に泳いでいた平松さんが加勢し、その間に鶴見さんが4人目の救助に向かった。子どもたちは水を飲んでしまった子もいたが、命に別状はなかったという。
中浦さんは「自分も子どもがいるので怖いと思った」と話し、平松さんは「最初は現場の混乱で何人流されているかわからず肝を冷やした」と振り返った。鶴見さんは「助かって良かった。近くにいた学生も手を貸してくれてありがたかった」と語った。
石井署長は「勇気ある行動で尊い命を救ってくださったことに感謝したい。署員たちも見習わなければ」と3人の行動を称えた。