ひざを伸ばして胸を張ると姿勢が悪くなる?良かれと思って続けている「ニセのよい姿勢」の罠【眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話】
ひざを伸ばす、胸を張る、あごを引くことで姿勢が悪くなる
本当に「よい姿勢」を知っておこう
ひざを伸ばす、胸を張る、あごを引く。この3つは皆さんが考える「よい姿勢」の基本かもしれません。でも実は、これらを心がけていると、反対に姿勢が悪くなる場合が多いのです。そもそも、よい姿勢とは、どんな姿勢なのでしょうか。
本当のよい姿勢は、左図のように足首のくるぶしの約2cm前〜ひざの横〜腰骨(大転子)〜肩の先端(肩峰)〜耳の穴までがまっすぐになっている状態です。壁にかかと、お尻、頭までがピタッとくっつくのがよい姿勢だと勘違いされがちですが、それもNG。本来、お尻は突き出るはずなので、一直線だとお腹が出て、腰が反ることに。
ひざもピンと伸ばしてしまうと靭帯や筋肉のバランスが崩れて逆側に反るようになります。すると、バランスをとるためにお腹が突き出てしまいます。人の足は動くためのものなので、ひざを伸ばし切るとロックがかかり動きにくくなるというデメリットも。
また、胸を張るのも、結局はお腹を突き出すような姿勢につながります。腰も反って、将来は腰や背中が歪んだ老人体型になりかねません。あごも引いてしまうと頭が前へ出て、体の重心が傾きます。おまけに首のしわまで増えるので、決してよいことはないのです。これらの間違えた姿勢が肩こりや腰痛、ひざの病気などに発展し、さまざまな不調を招くことになるのです。
正しいと思っていた姿勢が実は間違っていた!?
壁に背中をつける方法は実はNG
NG① ひざをピンと伸ばす
NG② 胸を張る
NG③ あごを引く
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話』著:中島武志