子どもたちに和装体験プレゼント
新田の児童養護施設「さくらこども学園」で和装体験があり、子どもたちが振袖や袴で着飾り、和文化に親しんだ。
「子どもたちの思い出づくりに」と備前市伊部の元会社経営、山本幹造さん(74)が自費で貸衣裳を提供。事前に衣裳合わせを済ませ、プロの着付師や美容師8人を派遣した。花や蝶の柄の振袖を着た高校2年の女子(16)は「着物を着たのは10年ぶり。写真をひいおばあちゃんに見せたい」とうれしそうだった。
この日は入所者36人中17人が体験。後日、残りの希望者を対象に実施する。山本さんは5年ほど前から施設でたこ焼きを焼いて振る舞うプレゼントを続けており、子どもたちから「たこ焼きのおっちゃん」と親しみを込めて呼ばれている。中河篤司施設長は「普段和装する機会がないので、とても良い思い出になると思う。山本さんに感謝したい」と話した。