夏競馬の最注目レース「スーパーGⅡ」と言われる【札幌記念】で、過去10年3着内すら入れていない“死の馬番”に入ってしまった不幸な馬とは!?
いまだダービー馬で札幌記念を制した馬はなし! 武豊騎乗で2021年ダービー馬のシャフリヤールは勝てるのか? 過去10年のデータから勝つ確率を導き出す!!
8月もお盆を過ぎ、夏競馬も後半戦に突入するなか、夏競馬の最も注目するレース【札幌記念GⅡ】が今週開催される。
札幌記念は、競馬ファンに「スーパーGⅡ」と言われているほど、GⅡレースの中でもGⅠレースに匹敵レースとして認識されているレースである。
今年も、天皇賞(秋)を睨んで中距離戦線で活躍している馬達が集結してきた。
皐月賞馬で復活を目指す②ジオグリフ、重賞でコンスタントに成績を残す③ボッケリーニ、昨年の札幌記念を勝った⑪プログノーシスが出走。
そして最も注目されていると言っていいのは2021年のダービー馬で、レジェンド武豊が騎乗する④シャフリヤールである。
なぜ④シャフリヤールが注目されているのか? それは、この札幌記念でいまだダービー馬が勝った事がなく、勝てば“初”という事で、さらに注目されているのだ。
さて、④シャフリヤールが勝てるのか!? それとも他の馬が勝つのか? 過去10年のデータをもとに以下の4項目別から勝つ確率で弾き出してみる!!
①前走クラス別
過去10年、前走OPレース以下を走った馬は勝っておらず、勝ち馬は全てGⅢ以上を走った馬に限られている。
その中でもトップは、GⅠ組で6勝を挙げている。それに続くのがGⅢ組の3勝、GⅡ組の1勝である。
この結果から、勝つ確率をGⅠ組は25%、GⅢ組を15%、GⅡ組が10%でOP以下は0%とする。
②馬齢
馬齢別でみると、トップが4歳馬と5歳馬のそれぞれ3勝。それに続くのが3歳馬と6歳馬のそれぞれ2勝となっている。7歳馬以上のベテラン馬は未勝利で勝つには厳しい事が判明した。
以上のデータから、4歳馬と5歳馬を勝つ確率25%とし、3歳馬と6歳馬が20%、7歳馬以上は0%とする。
③前走着順別
前走成績では、トップが2着と5着と8着だった馬でそれぞれ2勝を挙げている。これに続くのが3着、4着、6着、7着だった馬でそれぞれ1勝となっている。
このデータから、前走を勝った馬と9着以下だった馬は勝てていないという厳しいデータが判明した。
この結果から勝つ確率を2着、5着、8着だった馬を25%、3着、4着、6着、7着だった馬は15%、1着と9着以下だった馬を0%とする。
④枠番と馬番
枠では1枠が圧倒的に有利で最多の4勝を挙げている。これに続いて複数勝利を挙げているのが7枠で2勝である。その逆で勝ち馬が出ていない枠が3枠、4枠である。
それでは、枠をさらに細かく馬番で見てみると現れてきた、過去10年で勝ち馬どころか3着内すら出ていない“死の馬番”である。
その“死の馬番”に該当してしまったのは、12番のノースブリッジであった。
この結果をふまえ、勝つ確率を1枠が25%、7枠が20%、2,5,6,8枠が15%で3枠と4枠、死の馬番の12番は0%とする。
決断
この4つのデータから、最も勝つ確率が高かったのは①ドゥラエレーデで90%を獲得。
気になる④シャフリヤールは70%と高い数字を叩き出してはいたが、①ドゥラエレーデまでの数字には届くことが出来なかった。
果たして、データから導き出された①ドゥラエレーデが勝つのか?
発走は、8月18日の札幌競馬場11レース、15時45分予定。