【富里市】富里特別支援学校中学部「高速道路の仕事を体験」
11月中旬、富里特別支援学校中学部で、体験学習が開催されました。
高速道路での非常電話の使用、レスキュー車や道路パトロールカー乗車など、中学生たちは目を輝かせて体験しました。
久しぶりの体験学習
富里特別支援学校は、知的障害を主とした特別支援学校です。
小学部から高等部まであり、富里市、八街市などから約180人の子どもたちが通学しています。
同校は体験による学習を重視しており、以前から体験学習の機会を多く設けてきました。
しかし昨年以降、新型コロナの影響で開催できず。
今回は、生徒たちにとって久しぶりの体験学習となりました。
積極的に参加。質問の事前準備も
この日開催されたのは、NEXCO東日本( 東日本高速道路株式会社)の協力による中学部対象の体験学習。
1年生から3年生まで、約40人の生徒が参加しました。
体育館で開校式の後、まずは旗振り体験。
交通管理隊の隊員によるお手本の後、希望者が体験しました。
学年が上がるに従い積極的に手が挙がります。
その後は非常電話を使い、かける側と受ける側それぞれを体験。
「どうされましたか」「火事です」「けが人は」など即興の掛け合いを笑顔で楽しむ姿も。
屋外に移動しての乗車体験では、サイレンを鳴らしてみたり、ハンドルを握ってみたり。
車の装備について隊員に熱心に質問する生徒もいました。
1時間ほどの体験終了後は、再び体育館に集まり、質問タイム。
あらかじめ質問を紙に書き用意していた生徒もおり、多くの手が挙がりました。
体験学習を通して学校への理解促進に
「体験学習は、地元の人に生徒たちを知ってもらう機会でもある」と教務主任の越川洋介教諭。
「学校や障害について知ってもらうことが、生徒たちにとって暮らしやすい社会になることにつながる。できないところではなく、いいところを見てほしい」と話しています。(取材・執筆/倫)
千葉県立富里特別支援学校
電話/ 0476-92-2100
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