「お疲れ様です」よりも適当なのは?別れ際に適当なワンランク上のあいさつとは!?【頭がいい人の敬語の使い方】
別れ際に「お疲れ様です」よりも適当なのは?
上司との出張帰り、取引先との会食終わりなどで、別れのあいさつをする機会は多くあります。その際、どのようなあいさつをしたらよいでしょうか。
「さようなら」は、上からの物言いではないものの、上司や取引先の方に対してはややフランク過ぎるように感じます。
別れには2つのケースがあります。自分が立ち去るケースと、相手が立ち去るケースです。自分から立ち去る場合は次のような言葉がよいでしょう。
「失礼します」
「お先に失礼いたします」
相手が立ち去る場合、「お疲れ様です」というのは間違いではありませんが、相手を思う気持ちを伝える場合、もうひと工夫ほしいところです。
「本日はありがとうございました」
「お気をつけください」
といった言葉で感謝や思いやりを伝えると、ワンランク上の敬語表現になります。
さらにこういったあいさつの印象を左右するのがお辞儀の仕方です。
お辞儀の基本は、きちんと腰から体を曲げ、一定時間頭を下げます。手は前で軽く重ねるのがよいでしょう。何度も小刻みに頭を下げる必要はありません。
頭を下げるタイミングにはいろいろあります。相手の目をしっかり見ながらあいさつをして、間髪入れずにお辞儀をすると、その後の会話までの間や流れがスマートになります。
正しいお辞儀の基本
お辞儀の角度で、相手への気持ちを表現することができる。一般的なあいさつでは30度、軽い会釈では15度、深い感謝や謝意を伝えるときには45度程度とされている。
【出典】『頭がいい人の敬語の使い方』著:本郷陽二