下國伸シェフが教えるお目覚めレシピ!さわやかな酸味が響くすっバジル豚しゃぶ
だんだんと暑さが増してくるこの季節は、さっぱりとした味付けの料理が恋しくなりますよね。
今回は、そんな時期にぴったりな、お酢と玉ネギのさわやかさを生かした特別な豚しゃぶの作り方をご紹介します。
今回レシピを教えてくれるのは、フレンチのプロとして様々なメディアでも活躍する下國伸シェフ。
いつもの豚しゃぶが、ある工夫をするだけで、ちょっぴり華やかで洗練された一皿に生まれ変わりますよ。
すっバジル豚しゃぶの材料(2人前)
料理を始める前に、まずは今回の「すっバジル豚しゃぶ」に必要な材料をしっかりと確認していきましょう。
材料 分量
豚ロース肉(スライス) 250g
玉ネギ 1/2玉
バター 10g
クルミ 10g
バジル 6枚
米酢 大さじ3
醤油 小さじ1
塩 適量
コショウ 適量
昆布水(昆布を一晩つけた水) 大さじ2
玉ネギの甘みを引き出す魔法のソース
ここからは、この料理の最大の決め手となる、風味豊かな特製ソースの作り方を順番に解説していきます。
下準備として、まずは用意した玉ネギを5ミリ角の細かな大きさにしっかりと切りそろえてください。次にバターを溶かしたフライパンへ、切った玉ネギと塩ひとつまみを入れ、中火で3分ほどいためましょう。
フライパンの加熱をしばらく続けると、玉ネギの端の部分がだんだんと透明な色合いに変わってきます。全体にきれいな透明感が出始めたこのタイミングこそが、次の工程へと進むための絶好の合図です。
ここで、料理をさらに美味しく仕上げるための下國シェフ直伝の技である「のぶテク」が飛び出します。お使いのフライパンの中へたっぷりと米酢を加え、ここから強火で一気に煮詰める作業に入っていきましょう。
お酢を加熱してしっかりと煮詰めることで、カドのある特有の強い酸味を程よく飛ばすことができます。こうすることでお米の甘みがぐっと引き出され、驚くほどまろやかな味わいに変化する仕組みです。
クルミとバジルで食感と香りをプラス
フライパンの中の米酢が半分ほどの量になるまで煮詰まったら、用意しておいた昆布水と醤油を加えます。調味料を加えたらそのまま強火で一度しっかりと沸騰させ、その後にすぐ火を止めるようにしてください。
火を止めたフライパンへ、細かく砕いたクルミと、手でちぎったバジルを入れて全体をよく絡めます。これらの具材がしっかりと混ざり合えば、さわやかな香りが広がる特製ソースの出来上がり。
このソースは温かい状態のままでも美味しいですし、お好みで冷ましてもすっきりといただけますよ。その日の気分や合わせる他のおかずのバランスに合わせて、お好みの温度帯で自由に楽しんでみてください。
お肉をサッとゆでて仕上げの盛り付け
特製のソースが完成したら、ここからはいよいよメインとなる豚肉の調理へと移っていきましょう。まずは大きめのなべにたっぷりのお湯を沸騰させ、そこへ下味となる塩をひとつまみほど加えます。
沸騰したお湯の中へ豚ロース肉を入れ、お箸で優しくほぐしながら全体にゆっくりと火を通していきましょう。赤身と脂身のバランスが良いロース肉がおすすめですが、バラ肉やヒレ肉を使っても美味しく作れます。
お肉の全体にしっかりと火が通ったことを確認したら、手早くお湯を切ってお皿に美しく盛り付けてください。盛り付けたお肉の上から、先ほど作っておいた具だくさんでさわやかな特製ソースをたっぷりと回しかけます。
裏方で旨味の詰まったソースを吸い込んだ玉ネギが、豚肉の美味しさを何倍にも引き立ててくれるでしょう。お皿の全体へ最後にお好みでコショウを振れば、極上の「すっバジル豚しゃぶ」の完成です。
お酢の酸味とバジルの香り、クルミの食感が見事にマッチした一皿を、ぜひ味わってみてください。