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忍びの末裔が考案したお菓子とは?東海道・関宿の老舗「深川屋」の銘菓「関の戸」/人気店の定番スイーツ vol.40

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忍びの末裔が考案したお菓子とは?東海道・関宿の老舗「深川屋」の銘菓「関の戸」/人気店の定番スイーツ vol.40

長年愛される「定番」スイーツ紹介、第40回は、三重県の古きよき宿場町・関宿の老舗和菓子店「深川屋(ふかわや)」が、江戸時代から作り続けてきた銘菓「関の戸」をご紹介。忍者の末裔が考案したという歴史とは?!伝統の製法を大切にしつつ、新味の発売など、新たな挑戦にも取り組んでいます。

東海道の宿場町「関宿」で創業約380年の老舗が作り続ける銘菓

「深川屋」は、東海道五十三次の宿場町として賑わった情緒を色濃く残す「関宿」で、徳川三代将軍・家光の頃より、約380年もの歴史を持つ老舗菓子店です。

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現在のご当主でいらっしゃる服部吉右衛門亜樹氏は14代目。「吉右衛門」というのは、5~6代目頃から代々襲名されてきたお名前。京都の「御室御所」と呼ばれた仁和寺に品を納め、御用菓子司であることを示す「深川屋 陸奥大掾(ふかわや むつだいじょう)」という称号を与えられています。

江戸時代の寛永年間より作り続けている銘菓「関の戸」は、初代・服部伊予保重(いよやすしげ)により考案された餅菓子。その姿は、「関」の地から、三重県と滋賀県との県境に連なる鈴鹿山脈に降り積もる白雪を見た光景を表しているそう。

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今でも、7代目が書き残したという古い菓子帖の製法を継承し続け、北海道産の小豆を炊いたこし餡を、毎朝炊き上げる求肥餅で包み、徳島産の阿波和三盆をまぶしています。

糖度をしっかり上げているため日持ちも長いのですが、口どけのよいお干菓子のような上品な後味で、お茶席によく使われるというのも納得です。2口でいただけるほどの大きさで、甘いものでちょっと一息入れたい時にぴったり!

伝統を継承しつつ、地元素材使用の新味の開発に挑む

オンラインショップでは、和三盆をまぶした伝統の味と、地元産の「亀山茶」の石臼挽き粉末茶をまぶした「お茶の香 関の戸」を購入することが可能です。それぞれの6個入り箱や、2種類が各6個入りの詰め合わせもあります。

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実は「深川屋」では、跡を継ぐ時に、「関の戸の味 変えるべからず」という文書に血判を押すという掟があったほど、伝統の味を大切にしてきたのだそう。

そのため、服部氏が、三重県とのコラボで地元産の「亀山茶」を使った新たな「関の戸」を開発・販売した時は、先代のお許しを得るのに3ヶ月もかかったそうですが、最終的には納得していただけたとのこと。その後は、黒糖味や、三重県に伝わる幻の柑橘「やまとたちばな」を使ったものなども、店頭や催事で販売されています。

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2019年に、店に保存されていた古文書から、服部家は、実は伊賀流忍者の末裔として、忍びとしての任務を託されていたこと、それを隠すために和菓子屋を営んでいたことなどがわかったそうです。「この菓子が日持ちするのも、忍者の携行食の製法を汲んでいるのかも」と仰る服部氏。

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「関の戸」という言葉自体も、或いは、古代にはこの地に関所があり、その関所の扉を指したのではないかと伝えられるなど、歴史のロマンを感じさせるお菓子です。

お抹茶に合わせるのはもちろん、コーヒーとの相性も抜群!2021年3月、関宿の街並みの一画に、服部氏が手掛けたカフェ「茶蔵茶房 (SAKURASABO)」が開業。そちらでも、セルフドリップで淹れるコーヒーや、1日の提供数限定の「特製水出しアイス珈琲」と共に、定番の「関の戸」をいただくことができます。ご自宅で召し上がる時も、ぜひ試してみてください。

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