【名探偵コナン】ラム(RUM)の正体とは?│コナンはラム(RUM)の正体に気づいてるのか、灰原についてやキャメルとの今後は…?【ネタバレ注意】
名探偵コナンの黒の組織のナンバー2と言われているラム(RUM)。
こちらの記事では、そんなラム(RUM)について、現在判明している情報やその正体にコナンは勘づいているのか?また、今後どうなっていくのか?などを考察しながらまとめていますので、参考にしてください。
こちらの記事は、2025年6月11日発売の「週刊少年サンデー」の内容に関するネタバレが含まれています。
未読の方、アニメ派、単行本派の方は、閲覧にご注意ください。
ラム(RUM)とは
ラム(RUM)の基本情報
プロフィール一覧
プロフィール詳細
コードネーム
ラム(RUM)
所属
黒の組織ナンバー2
年齢
不明
担当声優
ラム(RUM)時は、合成機械音
ラム(RUM)は、黒の組織のナンバー2で、ボスの右腕的存在。
その正体は謎に包まれており、組織内でも実際に会ったことがあるメンバーは限られています。
その上、任務などの指示を行う際に合成機械を通して話す上に、確定しているのは、どちらかの目が義眼という情報のみで、残りのラム(RUM)についての特徴が、女のような男であったり、屈強な大男であったり、年老いた老人であったり、と多数の情報があったため、存在すら疑わしいと思われていました。
ただし、実際にラム(RUM)と会ったことがあるメンバー(ジンなど)は、現在どこで何をしているかを把握しており、「ふざけた名前」を使って活動していると言います。
バーボン(安室透)からは、せっかちな人と称されており、アポトキシン4869服用者の死亡者リストに載っている「工藤新一」の生存説が浮かぶと、探りを入れるようバーボンに依頼し、何度かその進捗を訊ねるメールを送っている描写がなされています。
更に、そのメールの本文には毎回「Time is money!(時は金なり)」と記載しています。
また、FBIが組織のメンバーをおびき出すために立てた作戦を、おとりだと一瞬で見抜いたなど推理力の高さについても、たびたび言及されています。
劇場版では、たびたびラム(RUM)の部下が登場
ラム(RUM)の存在が、作品内で明かされて以降、劇場版では彼の部下と言われているメンバーがたびたび登場しています。
「純黒の悪夢」キュラソー
「黒鉄の魚影」ピンガ
これまで公開されたコナン映画
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ラム(RUM)の正体
プロフィール一覧
プロフィール詳細
正体
脇田兼則(わきた・かねのり)
潜入先
米花いろは寿司(毛利探偵事務所の隣)&毛利小五郎の2番手弟子
年齢
56歳
担当声優
千葉繁
目
左眼に眼帯
一人称
アッシ
スキル
映像記憶(瞬間記憶能力?)
原作回「黒ずくめの策略」のラストで発覚した、RUM(ラム)の正体は、米花いろは寿司に勤める板前の脇田兼則。
板前として潜入する際は、本来の顔が分からないように、付け髭や出っ歯を付けて変装しています。
また、ラム(RUM)としての口調とは、まるで異なる江戸っ子口調で話します。
年齢は56歳とされていますが、17年前に発生した羽田浩司とアマンダ・ヒューズが殺害された事件にて、更にこの事件の47年前に烏丸蓮耶の代役で国際経済フォーラムに参加していたとされているため、この年齢は実年齢でない可能性が高いです。
また、「ラム(RUM)」というコードネームは、先代のラム(RUM)を名乗っていた父親から継承されたもの、ということが発覚しており、かなり若いころから黒の組織の一員として活動していたと思われます。
左眼は何か大きな事故に巻き込まれた際に失い、義眼となっているようです。
両目とも見えていたころは、映像記憶に秀でており、一度見たものは忘れないという特殊な能力(フォトグラフィックメモリー)を所持していました。
ただ、現在は年を重ねたことで、その機能も衰えつつあるようです。しかしながら、もとより記憶力、洞察力自体も相当高いようで、脇田兼則として小五郎たちと行動を共にするときに、推理力と共に記憶力を披露することもしばしばあるようです。
ラム(RUM)の正体が発覚するまで
発覚するまでの年表
存在の仄めかし
赤井秀一の生存が確定。
そして、ジン以上の大物メンバーとしてナンバー2のRUMについて、黒の組織のスパイであるキールからの情報タレコミ。
ラム(RUM)の特徴が、灰原の口から明かされる
灰原の口からラム(RUM)の特徴が、
女のような男
左右どちらかの目が義眼
屈強な大男
年老いた老人
それまでの情報がすべて周りを騙すための嘘の情報
という情報を得る※ただし、義眼については確定で正しい情報
ラム(RUM)候補の人物が続々登場
ラム(RUM)候補のキャラクターとして、ラム(RUM)の特徴に当てはまる以下3人が続々と登場
黒田兵衛(長野県警捜査一課長として登場)
若狭留美(帝丹小学校1年B組副担任として登場)
脇田兼則(毛利探偵事務所隣のいろは寿司の板前として登場)
正体発覚
「黒ずくめの策略」終盤で、ラム(RUM)の正体が「脇田兼則」であることが判明
ラム(RUM)とのストーリーが大きく進む!?
※以下に記載している内容は、単行本未収録の話となります。そのため、単行本派、アニメ派の方の閲覧は、自己責任でお願いいたします。
ラム(RUM)とキャメルが遭遇
2025年5月28日~2025年6月11日にわたって週刊少年サンデー上で公開された新章「呼び出された男」で、突如遭遇した事件で、偶然、FBI捜査官のキャメルとラム(RUM)が居合わせてしまう場面が描かれました。
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1144話「呼び出された男」
学校帰りに、怪しい外国人を見かけたという少年探偵団は、その外国人が現れるという自動販売機近くへ向かうことになります。
いざ、その場所へ向かうと、そこに現れたのは、FBI捜査官のアンドレ・キャメルでした。
キャメルと行動を共にしていると、付近のマンションから喧騒の音と包丁が降ってきた現場に遭遇してしまい、コナン達は事件に巻き込まれることに…。
コナンとキャメルは、現場の状況を捜査しようとすると、その場になんと、部屋の主から依頼されたという寿司桶を届けに来た脇田兼則が現れます。
本来、キャメルは「黒ずくめの策略」ラストで、狙撃されて死亡したことになっているため、この世にいてはならない存在となっています。また、一方のラム(RUM)は、かつてFBIが組織を出し抜こうととった作戦中に、その姿をキャメルおよび赤井の前に見せています。
そのため、絶対に会ってはならない二人が邂逅することになってしまいます。
1145話「危険な再会」
コナンの知り合いで安藤歴也(あんどう・れきや)という偽名で、その現場に居座ることになったキャメルは、現場の状況から気づいた点を警察相手に披露していきます。
そんなキャメルの様子を訝し気な表情で見つめながら、キャメルの正体を探ろうとするラム(RUM)。
また一方で、現場の様子を観察しながら、事件を解決に導こうとするコナンは、残った痕跡から解決に向けて一人推理しますが、今一つきっかけをつかむことができず、難航します。
しかし、そんなコナンの様子を見ていたラム(RUM)は、まるでコナンの力量を図るかのように、ヒントを与えるような発言をします。
ラム(RUM)の発言を聞いたコナンは、ようやく合点がいったようで、今回の事件の犯人にたどり着きます。
1146話「危ないから…」
今回発生した事件の真相にたどり着いたコナンは、キャメル(安藤)の手を借りて、事件を解決に導こうとします。
しかし、その推理の途中、ラム(RUM)は、キャメルの口の動きと、発する言葉が微妙にずれているという違和感、そして、コナンが現場にいないということに違和感をおぼえます。
コナンが、どういうわけか現場の外にいるのを見つけたラム(RUM)は、やはりこの事件を解決しているのがコナンなのでは?という疑念を晴らすため、コナンがいると思われる外へ出ようとします。
一方、コナンはコナンで何かを察していたのか、アリの行列を見ていた、とラム(RUM)の追撃をうまくかわすのでした。
以降、キャメルが自力で事件を解決し、事なきを得ましたが、キャメルがFBI捜査官だとバレる前に現場から去ろうとすると、目の前にはコナンの近くにいたラム(RUM)が。
その際に、キャメルはふと、「危ないからこんなところにいてはだめですよ」と口走ってしまいます。
その言葉は、かつてFBIが組織を出し抜こうととった作戦中にキャメルが発した言葉そのものなのでした。
コナンはラムの正体に気づいているのか?
これまでのベルモットやバーボンといった黒の組織のメンバーの正体発覚の経緯とは異なり、今回のラム(RUM)の正体発覚までの流れは、先に読者にその正体が明らかにされるという手法がとられており、肝心のコナンが、その正体に勘づいているのかが明確に描かれていません。
そのため、コナンと脇田が事件内、または日常で接触するたびに、読者はヒヤヒヤまたはやきもきさせられているわけですが、コナンは、ラム(RUM)=脇田兼則という事実にたどり着いているのでしょうか?
筆者は、コナンは「ラム(RUM)=脇田兼則」という事実にたどり着いていると思われます。
根拠としては、以下の要素があります。
ラム(RUM)の正体について、コナンが以前よりも気にする素振りが少なくなった
今回の事件で、お得意の「新一兄ちゃんに聞いたんだ!」の発言をしなかった
キャメルを怪しむ脇田に対して、FBI捜査官ではなく「ミステリー好き」と言ってうまく話を逸らせる
組織メンバーの存在に勘づいて、体調が悪くなった灰原がその場から去ろうとするのを、追いかけないように別の用事を頼む
特に、「新一」の存在を意図的に隠したと思われる箇所が、一番明確な根拠になっていると思われます。
実際、新一の名前を出さずに、「僕、ミステリーが好きだから!」と理由を述べたことに、いつも新一の名前を聞いている高木刑事に
「いつもは新一兄ちゃんに聞いたとか言ってるのに…」と不思議に思われるほど。
いつも出している新一の名前を、コナンが出さなかったのは、新一の存在を知られてはならない存在が近くにいる=ラム(RUM)の存在に勘づいているから、と考えることができます。
灰原の正体には気づいたのか?
物語の途中で、組織のメンバーの気配に勘づいた灰原が早々に現場から立ち去る場面が描かれていますが、灰原が少年探偵団たちに囲まれながら、その場を去ろうとする灰原の横顔に気づき、ラム(RUM)が声をかけようとする場面がありました。
直接灰原に声をかけることは、コナンによって阻止されましたが、この一瞬でラム(RUM)が灰原=シェリーという事実に気づいた可能性は十分に考えられると思います。
それについては、以下の根拠があります。
現在は衰えているとは言え、フォトグラフィックメモリー(瞬間記憶能力)所持者
ラム(RUM)自身が、幼少期から組織にいる描写があることから、幼少期の灰原=シェリーの顔を知っている可能性
ラム(RUM)が、組織が開発を目論むアポトキシン4869の本当の効果に気づいている可能性があること
現在のコナン達の通学先・帝丹小学校のかつての卒業生に灰原の姉である宮野明美がいたことを知っている
「宮野明美」が帝丹小学校の卒業生である点については、組織の都合で学校に通わされていた描写があることから、たまたまと受け取られる可能性も考えられますが、フォトグラフィックメモリーの保持者であること、幼少期の灰原の顔を知っていること、アポトキシン4869の本当の効果に勘づいていること、またそのアポトキシン4869の研究に携わっていたリーダーが灰原=シェリーであることを知っているということは、シェリー=灰原が、アポトキシン4869を服用し、時を戻した(=幼児化した)ことに気づくということがあってもおかしくはないわけです。
事件現場でたまたま遭遇したわけですから、ラム(RUM)の周囲には黒の組織のメンバーがいないことから、すぐ灰原の正体を確認、追跡といった対処をされなかったことは良かったのかもしれませんが、灰原の通学先がバレてしまっている以上、灰原の存在を不審に思ったラム(RUM)によって、再び灰原に対して、魔の手が忍び寄る可能性も十分に考えられると思われます。
キャメルとラム(RUM)はお互いに気が付いたのか?
今回公開されたストーリーの一番最後のキャメルの発言「こんなところにいては危ないですよ」から、おそらくお互いが二年前に一度遭遇したことを思い出したと思われることから、キャメルとラム(RUM)、お互いの存在に勘づいた可能性は非常に高いと思われます。
ただし、遭遇した場面が事件解決後とは言え、事件現場であることから、周りに警視庁勤めの目暮、高木といった警察官がいますし、そのまま、ラム(RUM)がキャメル暗殺に向けて動くのか?と言われると、先述したように周りに警察官がいるということもあり、リスクが高すぎるので、そういった行動はしないと思われます。
もちろん、その場に居合わせた全員を殺害して逃げるという行動に出る可能性もありますが、組織の存在が世にバレてはまずいというのが一番にありますし、そんなことをしては更に騒ぎが大きくなるだけですので、推理力、洞察力の高いラム(RUM)は、そのような行動に出ない可能性が高いと思われます。
これからどうなっていくのか?
青山先生のあつ森の島の中で、「サンデーの表紙でラムを書いた」との発言があったことから、おそらく今回の休載を挟んだ連載再開後のサンデー表紙にラムが登場することになると思われます。※サンデーで公開された最新話3話の表紙がラムではなかったため。
それはつまり、またラム(RUM)が関わる大きなストーリーが描かれる可能性が高いことを示していると思われます。
もしかすると、「ブラックインパクト」「緋色シリーズ」と並ぶ黒の組織との長編シリーズが開始する可能性が考えられます。
もし本当に、ラム(RUM)がキャメルの存在に勘づいたとしたら、キャメルの手を借りて組織に復帰したキールや、そのキールによって殺害されたことになっている赤井秀一が実は生きていること、そしてそのことを知りつつ組織に報告していないバーボンが芋づる式で疑われるようなことがあってもおかしくはないでしょう。
そうなると、「名探偵コナン」のメインストーリーが大きく進むことになるかもしれません。
まとめ
ラム(RUM)の正体や、これからのストーリー展開について、考察を踏まえて解説してきましたが、ラム(RUM)については、正体は明確になっているものの、行動の真意やこれからの動きについては、まだ不明な点が多く見受けられます。
油断ならない存在であると明確に描写されている以上、これからのストーリーに期待せざるを得ません!
どのような展開になっていくのでしょうか?楽しみですね!
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