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【相模原市】三人展 作品に込める魂 介護や病気を乗り越えて

タウンニュース

作品を手に来場を呼び掛ける(左から)敦子さん、山本さん、学さん

 元中学校美術科教員である山本実さん(76歳・市内在住)とかつての教え子で姉弟である井上敦子さん(67歳・南足柄市在住)、学さん(63歳・下溝在住)による「勝手気ままな三人展」が5月14日(木)から相模原市民ギャラリー(中央区)で開催される。半世紀以上の付き合いである3人が病気や介護を乗り越え、作品に込めたロック(魂)を届ける。

 出会いは半世紀以上前の清新中学校(中央区)。山本さんが担任となったクラスにいたのが1年生の学さんだった。木工を扱う職人の父を持つ敦子さんと学さんは幼い頃からもの作りが身近であり、「美術」という共通の話題が3人の長い交流の始まりになった。敦子さんは美術科の教員になり、山本さんと情報共有などをしていた。

 山本さんは学さんが美術の授業で手をモデルに木彫で作った立体造形を見て「中学生がここまで作れるなんてびっくり」と感動した。山本さんは後に市内の小中学生の作品を屋外展示する「さがみ風っ子展」の創立に携わるが、この時の感動がインスピレーションになったという。

「集大成はなくこれが始まり」

 山本さんは60歳の時に高血圧症になり、現在は肝臓がんを患っているが、「作品づくりなどとにかく動いていたい」と作品づくりは辞めなかった。一方で学さんは両親の介護で作品づくりができない日々が続いた。学さんは「介護をした後は疲れてしまうので作品づくりができなかった。作品に取り組めないことがストレスだった」と振り返る。

 3年前に学さんが3人での展示会を提案。「1つの展示会だと1つのテーマを決めて統一するのが評価が高いけど、このメンバーなら勝手気ままにそれぞれの個性が出せると思った」と学さんは話す。

 作品は3人で150点ほど抽象画から木彫作品まで多岐に渡る。山本さんは「作品はバラバラだけど、作品を通じたロック(魂)があるのは共通していると思う。これは集大成じゃなくて始まり」と力を込める。

 期間は5月14日(木)から19日(火)まで。午前10時から午後7時(初日は1時から、最終日は4時まで)問い合わせは井上学さん【携帯電話】090・9395・5187。

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