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1967年創業。アクロス福岡で歴史を紡ぐ喫茶店「珈琲のシャポー」【福岡市中央区】

フクリパ

1967年創業。アクロス福岡で歴史を紡ぐ喫茶店「珈琲のシャポー」【福岡市中央区】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々を魅了します。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。ミドル層以上の方はノスタルジーを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。この記事では福岡や福岡近郊にある「レトロを感じられる喫茶店」や個性的な喫茶店・カフェをご紹介しています。

「珈琲のシャポー」の場所は「アクロス福岡」の一角

 

今回ご紹介する「珈琲のシャポー」の場所は、福岡市中央区天神にある「アクロス福岡」の一階。

アクロス福岡は、天神中央公園の北側に位置する国際・文化・情報の交流拠点。最大の特徴は「アクロス山」と呼ばれるステップガーデンで、ステップ状の屋上には約12万本の樹木が茂っており、環境と建築が融合した天神を代表するランドマークとなっています。

 

 

そのアクロス福岡の南側、天神中央公園に隣接する場所に「珈琲のシャポー」は佇んでいます。

 

 

こちらが正面。エントランスには「アクロス山」から流れ落ちる小滝の水を湛えた池が広がっています。

 

 

エントランスの階段向かって左手には大きな立体看板が立っています。

 

 

そして階段向かって右には「博多の寄り道琥珀の香り」というキャッチコピーと、金色のロゴマークが入った看板が据え付けられています。

左右の池を眺めながら階段をのぼっていきましょう。

 

 

入り口ドアにも「珈琲のシャポー」のロゴマークが。ちなみに店名の「シャポー」とはフランス語で「帽子」を意味する言葉なんだそう。

このロゴの帽子のシルエットがなんだか妙に可愛いんですよね。。。

 

 

琥珀色の時間が流れる、大人のためのノスタルジックな店内空間

 

店内に一歩足を踏み入れると、そこはヨーロッパ調のクラシカルな空間が広がっています。

 

 

テーブルや椅子、そして席と席の間のパーテーションなどいたるところに木材がふんだんに使われており、クラシカルかつ温かみのある雰囲気を醸し出しています。

 

 

ショーケースのあるカウンターも重厚な木を採用。また、所々には大理石調の柱も立っており、気品も感じさせてくれます。

 

 

こちらはベンチシートのテーブル席。座面のクッションもクラシカルで素敵です。

 

 

さらに奥に進むと、数人が座れる落ち着きのあるテーブル席も完備されています。

 

 

天井を見上げれば、楕円形のモールディング(装飾)が、空間に格調高い陰影をもたらしています。

 

 

店内の一角には高級感あふれるカップ&ソーサーが陳列されており、使い込まれた調度品とともに、お店が重ねてきた贅沢な時間を静かに物語っているかのよう。

 

 

アンティーク感が漂う電話機も。ちなみにこの電話機は実際の公衆電話として通話することができるんだとか。来店した際、試してみてはいかが?

 

 

「珈琲のシャポー」の歴史

創業者である新開盛弘さんは、福岡市博多区店屋町出身の生粋の博多っ子。

福岡大学附属大濠高校を経て上京し、日本大学を卒業。その後、地元の福岡に戻り、料理の道に進むため、中村調理師専門学校に再入学。そして当時の「風月フーズ」に入社し、レストランや宴会場などに配属され、飲食店運営のイロハを学ばれました。

 

若い頃から起業したいという思いが強く、店探しをしているうちに「博多駅交通センター(現在の博多バスターミナル)」の地下にあった7.4坪の喫茶店「珈琲のシャポー」を屋号ごと譲り受けることに。1967年(昭和42年)6月、新開さんが24歳の時でした。

 

時代はおりしも高度経済成長の真っ只中。「気配り・目配り・心配り」をモットーとした珈琲のシャポーは多くの人々から愛されるようになり、続けて洋食店「テンガロン」、喫茶店「サンベレー」などを次々にオープンさせ、さらには菓子や婦人服など数々の事業を手がけるようになり、延べ18店舗ものお店を経営していたそうです。

 

近年、「珈琲のシャポー」は土居町本店と、1995年に開業したアクロス福岡店の2店舗体制で運営していましたが、土居町本店はビルの建て替えのため2025年5月に閉店。現在はこのアクロス福岡店が唯一の店舗となっています。

 

手作りにこだわる、王道の喫茶メニューの数々

 

それではメニューをチェックしてみましょう。

フードメニューはカレーやホットサンド、サンドウィッチやトーストといった古き良き喫茶店の王道とも言えるラインナップ。

また、くつろぎのひとときのお供として愛されるワッフルやケーキ、珈琲ゼリーといったデザートも用意されています。

 

 

ドリンクメニューの筆頭であるコーヒーは、ネルドリップで抽出。ブレンドやアメリカン、ストレートなど10種類以上をラインナップ。

そのほか、青いクリームソーダやレモンスカッシュといったノスタルジックな一杯までもが楽しめます。

ちなみに、メニューは店内仕込みの手作りにこだわっており、コーヒーに添えられているホイップクリームも、純生クリームを丁寧に泡立てて作っているんだそうですよ。

 

 

数あるメニューの中から今回ご紹介するのは「クリームあんみつ(税込1,100円)」。

古来より愛されている「あんみつ」に濃厚なアイスクリームが溶け合う一品。

美しい器や金色のスプーンが、クリームあんみつの彩りをさらに引き立てています。

 

 

瑞々しい寒天の食感に、風味豊かなあんこ、もちもちのお餅。そこへひんやりとなめらかに溶けるアイスクリームが重なり、絶妙な調和を生み出しています。

スプーンを進めるたびに変化する豊かな食感のリズムが心地よく、ゆっくりと時間を忘れて愉しみたくなる美味しさです。

 

 

気品あるクラシカルなカップに注がれた「ウインナー珈琲(税込1,000円)」も外せません。

漆黒のコーヒーの上で、丁寧に仕込まれた手作りのオリジナルホイップクリームが静かに雪解けのように溶けていく、目にも美しい一品です。

 

 

珈琲のシャポーは喫煙OKです

 

最後に、珈琲のシャポーは喫煙OKとなっています。

各テーブルには、ご覧の様なロゴマーク入りのオリジナルの灰皿が用意されており、天神界隈の愛煙家の方にとって、良き憩いの場となっています。

※エリア分煙となっており、奥の席は禁煙です。

※喫煙店舗のため、20歳未満の方は入店できません。

 

 

天神ビッグバンで激変する天神の真ん中で、約60年紡がれてきた歴史を今に伝える「珈琲のシャポー アクロス福岡店」。

ヨーロッパ調のクラシカルな空間には、手作りにこだわる王道の喫茶メニューと、博多の喫茶史を支えた重厚な物語が息づいています。

都会の喧騒を忘れ、極上のノスタルジーに浸る大人の贅沢なひとときをここで愉しんでみませんか。

 

【珈琲のシャポー アクロス福岡店】
■住所:福岡市中央区天神1-1-1

■アクセス:福岡市地下鉄「天神駅」より徒歩7分

■営業時間:10:00~20:30

■定休日:年中無休

■TEL:092-725-9122

■喫煙:OK(ただし奥の席は禁煙)

 

 

 

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