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白い壁紙の汚れを取る方法とは?素材・汚れの種類別でご紹介

リブタイムズ

白い壁紙の汚れを取る方法とは?素材・汚れの種類別でご紹介

白い壁紙は清潔で明るい印象を与えますが、汚れが目立ちやすい点も特徴です。汚れは時間が経つほどに染み込んで頑固な汚れになります。しかし、どのように汚れを落としたらよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、白い壁紙の汚れを取る方法を、壁紙の素材や汚れの種類別でご紹介します。

以下の記事では、白い壁紙の種類や選び方をご紹介しています。おしゃれな部屋を作りたい方はぜひ参考にしてみてください。
シンプルな白い壁紙をもっとおしゃれに!種類や特徴、選び方を解説 - リブタイムズ|戸建てを考える方のためのフリーマガジン

白い壁紙の汚れを取る前に!壁紙の素材をチェックしよう

壁紙に使われている素材によってついた汚れの落とし方が異なります。素材・材質に合っていない方法で汚れ落としをすると、壁紙を傷めてしまう可能性も少なくありません。ここでは、よく使用される壁紙の素材や、汚れの落とし方について解説します。

ビニールクロス

ビニールクロスはほかの壁紙素材よりも安価で施工しやすいことから、ほとんどの家庭で使用されている壁紙素材です。通気性や吸湿性は高くありませんが、耐久性があり、水に強く、手入れしやすい点が特徴です。

ついたばかりの汚れであれば、水拭きだけできれいに落とせます。水拭きで落とせない頑固な汚れには、洗剤を用いて丁寧に落としましょう。

紙クロス

紙クロスには、和紙タイプ、洋紙タイプ、プリント加工などいくつか種類があります。紙クロスは吸音性や通気性に優れており、柔らかい印象があることから、和室や寝室の壁紙によく使われます。

ただし、紙クロスは傷や擦れに弱く、基本的に水拭きはできません。汚れがついた場合は、シミになる前に乾いた布やティッシュなどで軽くポンポンと叩くようにして拭き取りましょう。

織物クロス

織物クロスには木綿・麻などの自然素材を使ったものや、ポリエステルやパルプといった化学繊維を使ったものなどがあります。高級感や重厚感がある点が特徴で、美術館やホテルなどで多く用いられている壁紙素材です。

織物クロスは水を吸いやすく、強く擦ると傷みやすいことから、水拭きは避けるのが無難です。ホコリも溜まりやすいため、丸ブラシをつけた掃除機やはたきを用いて掃除しましょう。

木質系壁紙(ホワイトウッド)

木質系壁紙は、銘木(めいぼく)とコルクを用いた2種類のタイプがあり、天然木の温かみや落ち着いた印象が特徴的です。木質系壁紙は耐水性がなく、基本的には水拭きができません。中には、洗面所やトイレなどの水回りでの使用を考慮した製品もあるため、確認してみるとよいでしょう。

珪藻土壁紙/漆喰壁紙

珪藻土(けいそうど)壁紙や漆喰(しっくい)壁紙は、土や石などの自然素材、セラミックやガラス繊維などを原料に作られています。掃除の際には水拭きだとシミになる可能性があるため、掃除機でホコリを吸うか、乾いたタオルで軽く拭き取るのがおすすめです。歯ブラシや消しゴムなどで擦って汚れを落とすのもよいでしょう。

オレフィン壁紙

オレフィン壁紙は、ポリエチレン・ポリプロピレンなどの合成樹脂を主原料に作られた壁紙です。ビニールクロスと同様の性質を持っており、汚れに強く、傷がつきにくい特徴があります。掃除では水拭きが可能であるため、濡らしたタオルでしっかりと汚れを拭き取れます。

白い壁紙の汚れを落とす際に用意したい物

以下の道具があれば、幅広い汚れに対応できます。

・中性洗剤:手垢、油、黒ずみ、落書き・重曹やセスキ炭酸ソーダ:脂汚れ、タバコのヤニ・消毒用エタノール:カビ・水、バケツ、雑巾:ホコリ・羽ばたき、ポリはたき:ホコリ・掃除機:ホコリ・消しゴム、除光液、歯ブラシ:落書き

上記のほかにも、市販されている水の激落ちくんもおすすめです。水の激落ちくんは油汚れや皮脂汚れなどの汚れを落とすのに適しています。

【汚れの種類別】白い壁紙の汚れを取る方法

壁紙についた汚れによって、掃除のアプローチは異なります。ここでは、多くの家庭で用いられるビニールクロスでの掃除方法を、汚れの種類別でご紹介します。なお、掃除する際には部屋を十分に換気しましょう。

黒ずみ・黄ばみ

黒ずみ・黄ばみの原因は、手垢や皮脂、ホコリなどです。汚れた手で壁を触ったり、頻繁に壁を触ったりすれば汚れやすくなります。黒ずみや黄ばみは中性洗剤を使って掃除するとよいでしょう。しつこい汚れには、重曹やセスキ炭酸ソーダの活用もおすすめです。

雑巾を水で濡らして硬く絞ったら、中性洗剤を数滴たらして壁の汚れを拭いてみてください。汚れが落ちたら、最後は洗剤や水分を乾拭きしましょう。

調味料・油

キッチン周辺の壁には、料理の際に飛び散った調味料や油が付着しているケースが多くあります。まずは水拭きをしてみてください。水拭きだけで落ちない場合は、消毒用エタノールや中性洗剤を用います。しつこい油汚れは、重曹やセスキ炭酸ソーダ、歯ブラシを使って落としましょう。

タバコのヤニ

タバコの汚れや臭いの原因は、タバコが燃えるときに発生する「タール」によるものです。タバコのヤニは時間が経つほど染み込んで落とすのが難しくなるため、早めに対処しましょう。掃除方法としては、重曹やセスキ炭酸ソーダを使って歯ブラシで擦るのが有効です。

カビ

壁に発生するカビの原因は、湿度や結露です。カビは高温多湿の環境を好むため、浴室やトイレなどはカビが発生しやすい場所といえます。

壁紙表面に発生したカビは、消毒用エタノールで拭き取るだけで落ちる場合があります。また市販されている壁紙用のカビ除去スプレーを用いるのもよいでしょう。

ただ、大量に発生したカビは自力で掃除するのが難しい可能性もあるため、業者に依頼することも検討してみてください。

家具や家電の裏の黒ずみ

テレビや冷蔵庫、電子レンジなどの家電を壁際に設置すると、黒ずみが発生しやすくなります。この黒ずみは家電本体やコンセントに帯びた静電気が、ホコリを集めてしまうのが原因です。家具の裏に発生した黒ずみは、通気性が悪いことからホコリやカビが溜まって発生します。

これらの黒ずみは、中性洗剤や重曹、セスキ炭酸ソーダで落としましょう。

落書き

小さな子どものいる家庭では、壁に落書きされてしまうことも少なくないでしょう。落書きは油性ペンなのか、水性ペンなのかで落とし方が変わってきます。水性ペンの場合は水で濡らした雑巾で落とせますが、油性ペンの場合は消毒用エタノールや中性洗剤などで落としましょう。

落ちにくい汚れは重曹やセスキ炭酸ソーダ、除光液などを活用してみてください。消しゴムで擦るのも有効ですが、強く擦って壁を傷つけないよう注意しましょう。

白い壁紙の汚れが落ちない場合は張り替えも視野に入れよう

自力で掃除しても壁紙の汚れが落ちない場合は、業者に壁紙の張り替えを依頼することも検討しましょう。壁紙の張り替え目安は10年といわれています。特に壁紙が剥がれていたり、破れていたりする場合は交換のタイミングといえるでしょう。

壁紙の張り替えを依頼する先は、内装工事を得意とするリフォーム会社や工務店がおすすめです。業者選びの際は、口コミや電話対応などをチェックしつつ、慎重に選びましょう。

まとめ:白い壁紙を維持するには普段から掃除することが大事

白い壁紙は汚れが目立ちやすく、汚れを放置するほど落としにくくなります。こまめに掃除を心がけ、汚れを見つけたらすぐに拭き取る癖をつけるとよいでしょう。

また、壁を傷つけないためにも、壁の素材・材質や汚れの種類に合った掃除方法で汚れを落とすようにしてみてください。

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