楽しんで防災スキル向上 幸区で体験イベント
体験イベントなどを通して災害への備えを考える「防災フェス」が6月29日、幸市民館と幸区役所ゆめ広場で開かれた。
古市場小学校のPTAで構成されるグループ・クロキャン(高野淑子代表)と川崎市教育員会が主催。災害が発生した時に役立つ知識やスキルを学んでほしいと開かれた。
会場では、ポリ袋を使った炊飯体験をはじめ、防災を学ぶボードゲーム、アウトドアで役立つロープの結び方、公衆電話の災害伝言ダイヤルの利用方法など、さまざまな体験コーナーが設けられ、子どもたちが体験する姿が見られた。また、心肺蘇生法やAEDの講習なども開かれた。
ポリ袋炊飯を行った小学校4年生の女の子は「お湯に入れるだけで簡単にできて便利だと感じた。炊いたご飯もとてもおいしかった」と笑顔だった。
主催者の高野さんは「地震や洪水などの災害はいつ起こるかわからない。最近は自宅避難というケースも多く、いざという時に自分で身を守る方法を楽しく学んでほしい」と話した。