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地元食材を使った和食やイタリアンが楽しめる「和いたり庵ヤマト」。

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地元食材を使った和食やイタリアンが楽しめる「和いたり庵ヤマト」。

和食やイタリアンが楽しめる村上の「和いたり庵(あん)ヤマト」は、料理だけではなくサービスにもこだわっています。今回はホールを担当している齊藤さんにお会いして、お料理や接客についてお話を聞いてきました。

和いたり庵ヤマト

齊藤 豪汰 Gota Saito

2000年村上市生まれ。専門学校卒業後、東京都の警備会社や三条市のイタリアンレストランを経て、2023年より「和いたり庵ヤマト」で働く。最近キックボクシングをはじめて身体を鍛えている。

イタリアンレストランで学んだ経験を、サービスに生かす。

——こちらのお店はいつオープンしたんでしょうか?

齊藤さん:2019年8月にオープンしました。父が和食、叔父がイタリアンを担当しているんです。

——和食とイタリアンが楽しめるから「和いたり庵ヤマト」という店名なんですね。ちなみに「ヤマト」という言葉には、どんな由来があるんですか?

齊藤さん:これはうちの屋号です。ロゴマークにも使っているように、山の下に「ト」の文字が入ったものなんですよ。

——それにしても2019年8月って、めちゃめちゃ大変なタイミングでオープンされたんですね。

齊藤さん:そうなんですよ。オープンして少しずつ軌道に乗ってきたと思ったら、コロナウイルスの拡大で規制がはじまってしまいました。

——齊藤さんはオープン時からお店で働いていたんですか?

齊藤さん:最初は自分が何をやりたいのかわからなかったので、公務員の専門学校を卒業して警備会社で現金輸送の仕事をしていました。その頃から漠然と「飲食店をやってみたい」と思うようになったんですけど、家業を継ぐか自分ではじめるかは決められずに迷っていたんです。

——飲食店をやってみたいと思ったのは、お父さんの影響ですか?

齊藤さん:そうかもしれませんね。「和いたり庵ヤマト」を継ごうとを決めてからは、三条にあるイタリアンレストランで2年ほど働いて勉強させてもらいました。

——すぐに「和いたり庵ヤマト」で働いたわけじゃないんですね。

齊藤さん:「和いたり庵ヤマト」って、料理には自信があるんですけど、接客サービスは弱かったので他のお店で勉強したかったんですよ。そのイタリアンレストランでは大変多くのことを学ばせてもらいました。

——どんなことを学んだんでしょうか?

齊藤さん:またリピートしていただくために、どうしたらお客様に喜んでいただけるか。どうしたら料理を美味しく見せることができるか。そういったことを勉強させていただきました。特に大きいのは、その場所でしか食べられない、地元の食材を使った料理を提供するということですね。

食材から調味料にいたるまで、地元産にこだわる。

——お父さんと叔父さんは、それぞれどんな経験を積んでこられたんでしょうか?

齊藤さん:父は東京の割烹で修業をした後、新潟に戻って温泉旅館やリゾートホテルの料理長を務めてきました。叔父は新潟市にあるイタリアンレストランで修業を積んできたんです。

——そんなおふたりが作る、料理のおすすめを教えてください。

齊藤さん:地元の新鮮な魚介を使ったお刺身が評判で「どこの店よりもうまい」とおっしゃっていただけます。そんなお刺身がメインになった「ヤマトランチ」はいちばん人気のメニューですね。あと「渡り蟹のトマトクリームスパゲッティ」は周辺で提供しているお店がないことや、渡り蟹が丸ごと乗っているインパクトもあって、こちらも人気メニューなんです。

——どちらも美味しそうですね。お料理のこだわりを詳しく教えてください。

齊藤さん:やはり地元の食材を使うということですね。野菜や魚介類をはじめ、お米や調味料も地元のものを使っています。お米は指合(さしあわせ)という地域で、山の水を使って栽培されたものなんです。ライスのおかわりが無料なので、なかには5杯も食べるお客様もいらっしゃいます(笑)

——それだけお米が美味しいということなんでしょうね。調味料まで地元産にこだわるとは徹底していますね。

齊藤さん:すぐ近くにある「野沢食品工業」さんの醤油や味噌を使っていて、そのなかでも醤油はお刺身に合うものを厳選しているんです。塩は笹川流れの海水で作られたものを使っています。

——お料理以外ではいかがですか?

齊藤さん:接客サービスを大切にしていますね。常にお客様に気を配って、空いているお皿や減っているお飲物を見つけたら、呼ばれる前にお声がけするようにしているんです。あと料理を提供する際には、使っている食材の説明をするように心掛けていますね。

——お料理の説明があると、お話しするきっかけも生まれそうですね。

齊藤さん:そうなんです。とにかくコミュニケーションを取るようにして、お客様から覚えていただくことが大切だと思っています。そして、幸せな気持ちでお帰りいただきたいんですよ。「美味しかった」「サービスがいい」「また来るね」といったお声がけをいただけると、僕らもモチベーションが上がりますね。

——これからは、どんなことに力を入れていきたいですか?

齊藤さん:宴会場もご用意していますので、今後は宴会に力を入れていきたいと思っているんです。カラオケもありますし、お部屋の時間制限はありませんので、心ゆくまで盛り上がっていただきたいですね。

和いたり庵ヤマト

村上市北新保753-3

0254-62-7375

11:00-14:00/17:00-22:00

月曜休

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