「山をなめきってた」妊娠中の登山でクマに遭遇……”大丈夫じゃない”状況に【実話マンガ①】
妊娠6ヶ月。つわりも明けて、足腰の筋肉をつけなきゃ!とやる気に満ちあふれていた、札幌在住のイラストレーター・まるいみさきさんは、登山に出かけました。
クマと出会うかもしれない…とは、考えていませんでした。
そのときのエピソードをマンガにしたまるいさん。クマの正しい知識をあわせてお伝えします。
連載「クマさん、ここまでよ」番外編
「妊娠中にクマにあった話」①
毎年、紅葉の季節になると、山に登りたくてウズウズする性分の、まるいさん。
妊娠6ヵ月、つわりも明けて、出産に向けて足腰の筋肉もつけなくっちゃ!とやる気にみちあふれていました。
「大丈夫」じゃない状況になるとは、みじんも思っていませんでした。
登り始めた時間も…
登り始めたのは午後2時。ほかの多くの人は、すでに下山しているタイミングでした。
頂上まで行く前に、うす暗くなってきました。登ってきた道とは違うルートで下山することにしました。
半分くらいまで下ったときには、きれいな夜景が…。
このとき、やっと「やばいな」と思い始めました。
そのとき。一緒に登っていた夫が、「やばい。戻ろう」と…。
え?何?
「人がいる」のはクマも嫌
マンガは次回に続きますが、クマ連載担当から、対策ポイントをご紹介します。
ほとんどのクマは、人に出会いたくないと思っています。なので、人があまりいないときほど、気を付けなければいけません。
山に登るときは、人の少ない早朝や夕暮れ以降は避けて、日中の明るい時間に行きましょう。
一人では登らずに、2~3人で登ってください。ずっと話しながら登ったり、鈴や笛を鳴らしたりして、クマに「人がいるよ!来ないでね!」とアピールするのが大切です。
しばらく立ち止まっているうちに、鈴が鳴っていない…なんて状況にも注意してください。音が鳴るものを持っていくだけでなく、「音を出す」ことがルールです。
クマに出会わないためのルール、くわしくは、専門家監修の「クマここ」をご覧ください。
クマ連載担当としては、この登山は出だしからハラハラしますが…無事に帰って来られてよかった…。
まるいさんは、「人生と山をなめすぎていて、不快に思う方がいたら申し訳ない」と言いながらも、反省をマンガにして公開しました。
命の危険を感じた経験から、大切なことを学んだといいます。
まるいさんの反省には、クマ対策のポイントが隠れています。次回からも、一緒にハラハラしてマンガを読みながら、事故を防ぐためにできることを考えましょう!
続きは連載「クマさん、ここまでよ」で
暮らしを守る知恵のほか、かわいいクマグッズなど番外編も。連携するまとめサイト「クマここ」では、「クマに出会ったら?」「出会わないためには?」など、専門家監修の基本の知恵や、道内のクマのニュースなどをお伝えしています。
漫画:まるいみさき
新十津川町出身・札幌在住のイラストレーター。2011年にイラストレーターとして本格的に活動を始め、さらにパン屋と経理の仕事を掛け持ちながら、家事育児のワンオペも続いたことで、いつの間にやらキャパオーバーに。「母や妻として〇〇しなければ」という思考に縛られ過ぎていたことを反省。以降は「母の頑張り=家族の幸せ」ではないということを合言葉に、“がんばりすぎない暮らし”をモットーにした家族との日常をInstagram で発信中。
編集:Sitakke編集部IKU
※内容は掲載時(2024年6月)の情報に基づきます。