シニア犬の『筋力アップ』に効果的なお散歩方法4つ 取り入れるべき理由やケアの方法まで解説
シニア犬の筋力アップに効果的なお散歩方法
シニア犬になると、筋肉量が減り、筋力が衰え、バランスを保ちながら歩くことが難しくなります。ふらふらと歩いたり、つまずいたり、怪我をしやすくなります。
無理のないお散歩を毎日続けることで、筋肉量と筋力の維持に繋げましょう。
1.テンポを変えながら歩くこと
シニア犬の筋力アップに効果的なお散歩方法は、テンポを変えながら歩くことです。
「ゆっくり歩く」→「少し速く歩く」→「ゆっくり歩く」のようにテンポを変えながら歩くことで、筋肉の収縮と伸張が繰り返されます。
手足の筋肉を効率よく鍛えることができる方法です。
2.ゆるやかな上り坂を歩くこと
シニア犬の筋力アップに効果的なお散歩方法は、ゆるやかな上り坂を歩くことです。
上り坂を歩くとき、自然と体幹が使われるため、筋力のアップに繋がります。衰えやすい後ろ足の筋力のアップにおすすめです。
下り坂は犬の体や手足への負担が大きいため、シニア犬は避けた方がよいでしょう。
まだまだ筋力に自信のある犬であれば、ゆるやかな下り坂を歩かせたいときは、芝生や土などの滑りにくい地面であれば安全でしょう。
3.芝生や土などのやわらかい地面を歩くこと
シニア犬の筋力アップに効果的なお散歩方法は、芝生や土などのやわらかい地面を歩くことです。
アスファルトの硬い地面を歩くときよりも、芝生や土のやわらかい地面を歩くときの方が、バランスを取りながら歩くため、自然と体幹が使われ、筋力のアップに繋がります。
肉球への負担がかかりにくいということもポイントのひとつです。まだまだ筋力に自信のある犬の場合では、より体幹と筋力が必要になる砂浜を歩くのもよい筋力アップになるでしょう。
4.お散歩の回数を増やすこと
シニア犬の筋力アップに効果的なお散歩方法は、お散歩の回数を増やすことです。
長時間のお散歩よりも短時間のお散歩の方が、シニア犬の体への負担が少なくて済みます。その分、お散歩の回数を2回・3回と増やすことで、筋肉への負担も少なくて済みます。
犬も筋肉が疲れてしまったとき、筋肉痛があるときは歩きたがりません。シニア犬の筋力アップのためには、負担の少ないお散歩を毎日続けることが大切です。
5分のお散歩でも構わないので、今よりも1回でも多くお散歩を行ってみましょう。
取り入れるべき理由とケアの方法
関節と骨を守るため
筋肉は関節を支えるクッションの役割を担っています。筋力が弱くなると関節に負担がかかり、関節炎や脱臼などのトラブルの原因になります。
お散歩で筋力をアップし、安定して歩くことができるようになると、日常生活で起こる怪我の予防になります。
代謝を高めるため
シニア犬になると、筋力が減り、代謝が下がります。肥満になったり、免疫力が低下したりし、病気の原因になります。
肥満は関節や心臓、呼吸器に大きな負担を与えます。お散歩で筋力をアップし、代謝を高めることで、肥満や病気の予防にもなりますし、内臓機能の維持にも役立ちます。
クールダウンをさせること
お散歩時は、ゆっくりと歩きましょう。心拍数が上がりすぎると、お家に帰ったとき、急激な心拍数の低下が起こります。安定した心拍数で過ごせるようにしましょう。
お散歩の後は、筋肉の硬直や疲れを解すため、かるくマッサージをしてあげましょう。関節の曲げ伸ばしも優しく行ってあげるとよいでしょう。
まとめ
シニア犬の筋力アップに効果的なお散歩方法を4つ解説しました。
✔テンポを変えながら歩くこと
✔ゆるやかな上り坂を歩くこと
✔芝生や土などのやわらかい地面を歩くこと
✔お散歩の回数を増やすこと
シニア犬の筋力アップのためには、毎日のお散歩を続けることが大切です。そのためには、無理のないお散歩を楽しむ必要があります。
お散歩はシニア犬の筋力だけでなく脳にも刺激を与えます。筋力の低下や認知機能の低下を防ぐことに役立ちます。毎日無理なく続けましょう。
(獣医師監修:寺脇寛子)