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たこ焼き、お好み焼きで地域のいこいの場を目指す「粉もん てらご屋」。

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たこ焼き、お好み焼きで地域のいこいの場を目指す「粉もん てらご屋」。

寒い日にあつあつのたこ焼きをはふはふ食べるのって最高だと思いませんか? 新潟市の江南高校の真ん前に、たこ焼きやお好み焼き、鉄板焼きを楽しめるお店がオープンしました。その名は「粉もん てらご屋」。今回は、鉄板で湯気を立てながらお好み焼きが焼けるそのそばで、店主の寺山さんにお店をオープンしたいきさつなどについてお話を聞いてきました。

粉もん てらご屋

寺山 暁 Satoru Terayama

1980年新潟市中央区生まれ。羽田空港の警備員、水商売のボーイ、空調設備工事など様々な職を経験。その後大阪の「やまちゃん」でたこ焼きの修行をし、新潟に帰ってから仲間たちとイベントなどでたこ焼きを販売する。「かおるや」「焼肉ロッヂ」で経験を積み、2020年11月「粉もん てらご屋」をオープン。

一緒に大阪へ行った4人が、別々の有名店でたこ焼き修行。

——こちらの「粉もん てらご屋」さんは昨年オープンしたんでしたっけ?

寺山さん: はい、昨年の11月です。もともとこの場所は別のたこ焼き屋さんがあったんですけど、そのお店が閉めることになって、代わりにこの場所でお店をやらないかって誘われたんです。

——寺山さんはお店を始める前も、たこ焼きとかお好み焼きとかをやってきたんですか?

寺山さん: はい、最初に「粉もん」の仕事をしたのは大阪だったんですよ。仲間4人で大阪に行って、それぞれ違うたこ焼き屋で修行することにしたんです。私は「やまちゃん」っていう有名店で修行することになって、ユニバーサルスタジオジャパンの中にあるお店に勤めました。

——仲間が別々のお店で修行をするのってユニークですね。その後はどうしたんですか?

寺山さん: 新潟に戻ってから4人で「西成屋(にしなりや)」っていうグループを作って、いろんなイベントでたこ焼きを売ってました。「にいがた食の陣」とか、新潟ふるさと村の「たこ焼き・お好み焼きまつり」とかで出店していたんです。けっこう繁盛して行列ができたりしてました。平日は新潟駅の南口広場にテントを張って営業したりしてましたね。

——「西成屋」って名前にはどんな由来があるんですか?

寺山さん: 私が大阪にいたときに住んでいたのが大阪の西成地区だったんです。

——あまり治安のいい場所じゃないって聞きますよね。住んでいて平気でしたか?

寺山さん: 朝起きると近所に黄色と黒のテープが貼ってあったりすることもありましたねぇ……。よそ者には厳しい地域だったりするんですけど、私は「西成顔」をしているって言われていて、地域に違和感なく溶け込んでいたせいで無事でした(笑)

——たこ焼きは大阪の有名店で修行したわけですけど、お好み焼きはどこで勉強したんですか?

寺山さん: 土日祝日は「西成屋」としてイベント出店しながら、平日は「かおるや」っていうお好み焼き屋でアルバイトを始めたんです。ところが入って1週間で正社員になって、1か月後には駅南店の店長になったんです。普通は1年かけて覚えるメニューを1か月で覚えさせられました(笑)

お客さんを待たせないように、スピード勝負。

——「てらご屋」っていう店名は、江南高校の前にあるから「寺子屋」とかけているんでしょうか?

寺山さん: いえ、どちらかといえば私の名前の「寺山」にかけた店名です。最初は「てらこ屋」にしようと思っていたんですよ。でもお世話になっている人に相談してみたら、「新潟で成功している企業の名前には濁点が入っているものが多いから濁点を使った方がいい」ってアドバイスをもらったんです。それで「てらご屋」にしました(笑)

——ほー、成功している企業の名前には濁点が……勉強になりました。ところでオープンしてからまだ間もないですけど、お店をやっていて大変なことってありますか?

寺山さん: ひとつ焼くのに15分くらいかかるので、混んでくるとどうしてもお待たせすることになっちゃうんですよ。最初の頃は1時間待ちのお客さんもいました。最近では電話予約のお客さんが増えてきたので、お待たせすることも少なくなってきましたね。

——作り置きはしないんですか?

寺山さん: できるだけ焼きたてを召し上がってもらいたいので、注文をいただいてから焼くようにしています。だからできるだけお待たせしないように、スピードアップを心がけてますね。鉄板の温度が違う場所を把握するようにして、段取り良く作るようにしています。

——たこ焼きやお好み焼きの他に、ちょっと珍しいものもありますよね。「とんぺい焼き」って何ですか?

寺山さん: 豚肉を重ねて大葉を敷いたものを玉子で包み焼きしたものです。その他にも「鉄板じゃがバター」「白レバー」といった鉄板焼きメニューもありますよ。「白レバー」は大阪の西成地区にあるホルモン焼きの有名店からインスピレーションを受けて始めました。

地域の人たちが集うコミュニケーションの場になりたい。

——「てらご屋」の前にはちょうどバス停があるんですね。すごい数の高校生が並んでますけど、高校生のお客さんが多いんでしょうか?

寺山さん:高校生はそんなに多くないですね。うちの店では85点以上のテスト答案を提示してくれたら1パック無料サービスしているので、バス待ちしている高校生に宣伝して回ったら、少しずつですがお店に来てくれるようになりましたね。でもお客さんのほとんどは近所に住んでいる人たちです。

——そういわれてみると、さっきから常連さんみたいなお客さんが多いですよね。

寺山さん: そうですね。このお店が地域のコミュニケーションの場になったらいいなって思っています。学校帰りにお店の前を通る小学生たちが「頑張ってください」って声をかけてくれるんですよ。だから私も「気をつけて帰ってください」って返してるんです。その子たちが休みの日になると、親と一緒にたこ焼きを買いに来てくれるのが本当にうれしいですね。

——地域の人たちとのコミュニケーションが生まれているんですね。今後はどんなふうにお店を続けていきたいと思っていますか?

寺山さん: ただの粉もん屋じゃなくて、地域の人たちとの触れ合いを大切にしていきたいですね。天気の悪い日はバス待ちのお客さんにお店の中で待ってもらったり、買い物してくれた子どもには「じゃんけんルーレット」をしてもらったりしています。暖かい季節になったら店の前にテーブルや椅子を出して博多屋台みたいにしてたいですね。そうしてみんなが気軽に寄ってくれるような店にしていきたいです。

「僕だったら500円出してたこ焼きを食べたいとは思わないですもん」と話す寺山さん。たこ焼きは6個入りで350円と、「子どもたちでも気軽にお小遣いで買いにこられるようなお店」を目指しているそうです。これからまだまだ寒い日が続くので、あっつあつの鉄板で調理されたたこ焼きやお好み焼きを買いに「粉もん てらご屋」に行ってみてはいかがでしょうか。待ちたくない方は電話予約をおすすめします。

粉もん てらご屋

〒950-0941 新潟県新潟市中央区女池7-19-5

025-250-1719

11:30-23:00(L.O.22:00)

火曜休

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